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クラウド版を使用する前に

本マニュアルは、オンプレミス版Universal Connect/Xのマニュアルを元に作成されていますが、オンプレミス版とクラウド版では動作などが一部異なります。

本ページでは、オンプレミス版とクラウド版の差異と、本マニュアル内の該当箇所について説明しています。

動作環境が異なる

製品メディアが不要

インストーラーはダウンロードで入手するため、製品メディアが不要です。

  • 2-2-1 インストール(Windows版)> インストールとアクティベーション > インストール

    製品メディアの挿入は不要です。

    ダウンロードしたインストーラーを起動してください。

  • 第8章 UCXSingle

    UCXSingleの各モジュールは、ダウンロードしたインストーラー内の「UCX_Singles」フォルダーに格納されています。

SVF実行部が不要

SVF Cloudとの接続専用のため、SVF実行部が不要です。SVF Cloudにのみ接続できます。

出力先に指定するプリンターは、SVF環境設定(SVF実行部)ではなく、SVF Cloud Managerで登録します。

  • 2-2-1 インストール(Windows版) > インストールとアクティベーション > インストール

    インストールする環境に、SVF実行部は不要です。

    また、デフォルトのインストール先は「C:\SVFJP」で、任意のフォルダーに変更できます。

アクティベーションが不要

インストール後のアクティベーション、アンインストール時のアクティベーションの解除は不要です。

  • 2-2-1 インストール(Windows版) > インストールとアクティベーション > アクティベーション

    アクティベーションは不要のため、[ライセンスマネージャー]は起動しません。

サーバーとサービスの手動起動が必要

インストール後にサーバーとサービスが自動起動しないため、「SVFWebService」と「UCX Server Service」を手動起動する必要があります。

XML様式ファイルはSVF Cloud Designerで作成する

XML様式ファイル(帳票レイアウト)は、SVF Cloud Designerで作成できます。SVF Cloud DesignerはSVF Cloud上で帳票を作成するため、アップロードは不要です。

SVF Cloud Designerを使った帳票レイアウトの作成方法は、SVF Cloud Managerの『SVF Cloud 管理ガイド』を参照してください。

ExcelファイルやWordファイルを様式ファイルとして利用できる

本機能は、Universal Connect/X Ver. 9.2.8.4以降で使用できます。

様式ファイルとして、Excelファイル(Excel様式ファイル)やWordファイル(Word様式ファイル)も利用できます。帳票は、様式ファイルと同じファイル形式で出力されます。

Excel様式ファイルやWord様式ファイルの作成方法は、SVF Cloud Managerの『SVF Cloud 管理ガイド』を参照してください。なお、様式ファイルはSVF Cloudへアップロードされている必要があります。UCX Server上のExcel様式ファイルやWord様式ファイルは利用できません。

  • 4-3-1 [ジョブ]の操作と設定 > [ジョブ]の操作と設定 ジョブ一覧

    ジョブは、次のように設定します。記載されていない項目の設定内容は任意です。

    項目

    説明

    SVF Cloud接続設定

    接続設定を選択します。

    選択する接続設定の[帳票リソースのパス基準]は、「SVF Cloud」に指定されている必要があります。

    実行様式名

    「SVF Cloud上の様式名を参照」から、Excel様式ファイルまたはWord様式ファイルを選択します。

    出力先

    [出力先一覧を参照]から、様式ファイルの形式に合わせて「EXCEL」または「WORD」を選択します。

    実行シート名

    Excel様式ファイルを選択した場合は、印刷データを流し込むシートを[シート一覧を参照]から選択します。

    ここで選択されなかったシートのうちタグが含まれるシートは、帳票に出力されません(タグが含まれないシートは出力されます)。

  • 7-2 共通の関数

    Excel様式ファイルやWord様式ファイルを使用する場合に、データファイルで使用できる関数は次のとおりです。

    • VrSetDocName2

    • VrSetForm

    • VrSetPrinter

    • VrSetSpoolFileName2

  • 7-2 共通の関数 > VrSetForm

    Excel様式ファイルを指定する場合、「XMLName」はシート名を含んだ次の形式で指定する必要があります。

    <パス>/[<様式ファイル名>]<シート名>(例:form/Sample/[sample_ja.xlsx]Sheet1)

PDFオプションに必要な暗号化レベルが異なる

PDFオプションが有効な帳票を出力する場合、暗号化レベルを「128bit RC4(Acrobat 5 or later)」以上に指定する必要があります。

  • 4-3-1 [ジョブ]の操作と設定 > [ジョブ]の操作と設定 ジョブ一覧

    [PDF オプション]-[暗号化レベル]は、「128bit RC4(Acrobat 5 or later)」以上のレベルを指定してください(「128bit RC4(Acrobat 5 or later)」より低い場合は、帳票出力時にエラーになります)。

帳票をinvoiceAgent 文書管理にアーカイブできる

出力した帳票を、invoiceAgent 文書管理にアーカイブできます。

invoiceAgent 文書管理にアーカイブするためには、SVF Cloud接続設定とジョブの設定が必要です。

  • 4-3-7 [SVF Cloud接続設定]の操作と設定

    出力した帳票の格納先とするinvoiceAgent 文書管理のフォルダーを、[動作設定]-[SVF Cloud接続設定]-[invoiceAgent設定]タブで設定します。

    事前に、SVF CloudとinvoiceAgent 文書管理とが接続されている必要があります。接続方法は、『SVF Cloud 管理ガイド』-「帳票をinvoiceAgent 文書管理にアーカイブしたい」を参照してください。

    [invoiceAgent設定]タブで、格納先を次のように設定します。

    項目

    説明

    格納先名

    格納先設定の名称を設定します。

    格納先フォルダー

    格納先とするinvoiceAgent 文書管理上のフォルダーを設定します。

    フォルダーは、12517642_12517981.gifボタンをクリックすると表示される一覧から選択します。

    iASettings.png
  • 4-3-1 [ジョブ]の操作と設定 > [ジョブ]の操作と設定 ジョブ一覧

    ジョブを次のように設定します。記載されていない項目の設定内容は任意です。

    項目

    説明

    SVF Cloud接続設定

    SVF Cloudの接続設定を指定します。

    出力先

    帳票の形式(印刷データの出力先)を指定します。[SVF Cloud接続設定]で指定した接続設定の[帳票リソースのパス基準]の指定内容によって、選択できる値が異なります。

    • SVF Cloudの場合

      • PDF

        帳票をPDFファイルで出力します。

      • EXCEL

        Excel様式ファイルの場合に選択できます。

        帳票をExcelファイルで出力します。

      • WORD

        Word様式ファイルの場合に選択できます。

        帳票をWordファイルで出力します。

    • UCX Serverの場合

      • PDF

        帳票をPDFファイルで出力します。

    文書名

    帳票のファイル名(拡張子を含まない)を指定します。

    invoiceAgent

    出力した帳票のアーカイブ先を、[invoiceAgent設定]タブで設定した格納先から選択します。

操作体験時に必要な操作が異なる

  • 第3章 サンプルによる操作の体験

    シナリオではUniversal Connect/Xサーバー上のSVF実行部を使って印刷していますが、クラウド版ではSVF Cloudを使って印刷します。

    そのため、クラウド版で操作を体験する場合には、必要な操作が一部異なります。

    • SVF Cloudと接続する

      [SVF Cloud接続設定]で、SVF Cloudとの接続を設定します。

      詳細は、「4-3-7 [SVF Cloud接続設定]の操作と設定」を参照してください。

    • XML様式ファイルをSVF Cloudにアップロードする

      サンプルデータのXML様式ファイルを、SVF Cloud上にSVF Cloud Managerでアップロードします。

      詳細は、SVF Cloud Managerの『SVF Cloud 管理ガイド』を参照してください。

    • SVF環境設定でのプリンター作成は不要

      プリンターには、SVF Cloudに登録されているプリンターを指定します。

    • [ジョブ]で次のように設定する

      記載されていない項目の設定については、シナリオを参照してください。

      項目

      説明

      SVF Cloud接続設定

      接続したSVF Cloudを選択します。

      実行様式名

      「SVF Cloud上の様式名を参照」を選択し、アップロードしたXML様式ファイルを選択します。