フィールドを参照して動的な文章を作成する(テキストフレーム)
テキストフレームでは、文章内でフォーム上の他フィールドを参照することで、フィールド位置にテキストが埋め込まれて動的な文章を作成できます。
ここでは例として、文章内でフィールド「お客様名」を参照するように設定する手順を説明します。

事前条件
テキストフレームを配置していること
参照先となるフィールドを作成していること
データ参照をしつつ、参照するフィールドを印字したくない場合は、「ページマスク」を利用します。
手順
テキストフレームを選択し、[プロパティエディター]の[文字列]欄右端の[...]ボタンをクリックします。
[文字列編集]ダイアログが表示されます。
[文字列編集]ダイアログのテキストボックス内で、フィールド名を挿入する位置へマウスカーソルを移動します。
[フィールド]欄をクリックすると、テキストフレーム内で参照可能なフィールドの一覧がリストアップされます。参照するフィールド名をその中から選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
テキストボックスのマウスカーソル位置に、フィールドとの連携を表すタグ文字列が挿入されます。
フィールドにセットされるデータが出力される際に複数行にまたがるのを防ぎたい場合は、挿入前に[分割禁止]のチェックをオンにします。
[分割禁止]のチェックをオンにして、お客様名フィールドに「○○コンピュータ株式会社」を出力した場合は、出力された文字列は複数行にまたがらずに出力されます。
参考
[分割禁止]の設定は文字列を対象とするため、同じフィールドを複数設定し、どれか1つでも[分割禁止]の設定がされている場合は、すべてのフィールドが[分割禁止]の対象です。
また、異なる参照先フィールドでも同じ文字列が出力される場合は、[分割禁止]の対象です。固定で入力した文章に対しても同様です。[分割禁止]の文字列の幅がテキストフレームの幅より長い場合は、[分割禁止]は無視され、その文字列は分割されます。
参照先フィールドの「名前」が変更された場合は、テキストフレーム内に埋め込まれた該当フィールド名も自動的に更新されます。
テキストフレームをコピーして別のXML様式ファイルに貼り付けるなど、参照先フィールドがそのXML様式ファイル上に存在しない場合でも、フィールド連携を表すタグ文字列を保持します。
設定終了後、[OK]ボタンをクリックします。
ダイアログが閉じます。フォーム上のテキストフレームに、挿入したタグ文字列が表示されます。