下絵から文字と罫線を読み込む
モノクロBMP、8/16/24ビット色カラーBMP、JPEG、GIF、PNG、TIFF(非圧縮、G3圧縮、G4圧縮)形式の画像ファイルを400dpiで読み込んだときは、下絵から罫線や文字を抽出して、アイテムとして配置できます。下絵から抽出した罫線は、矩形ではなく直線として作成されます。直線の四辺を合成して1つの矩形に変換することもできます。
なお、TIFF(非圧縮、G3圧縮、G4圧縮以外)は下絵にはできますが、罫線、文字抽出はできません。

事前条件
画像ファイルを下絵として読み込んでいること
手順
帳票イメージから罫線を自動作成する
[アイテム]-[帳票イメージから罫線を読み込む]を選択するか、またはツールバーで
をクリックします。
マウスカーソルの形状が
に変わります。
フォームウィンドウで、帳票イメージの読み込みたい範囲を、マウスドラッグで矩形を描くように囲みます。
囲んだ範囲内の罫線が抽出されます。罫線は矩形としてではなく、直線として作成されます。
制限
斜め線は認識できません。
左上の角が丸い表は認識できない場合があります。
パステル系の明るい色(黄色、黄緑色、水色など)の罫線は、認識されない場合があります。
罫線の色は区別されず、黒色として認識されます。
帳票イメージ上に画像やバーコードがあると、矩形が作成される場合があります。
伸縮や回転したイメージは認識できません。
直線で作成された罫線を1つの矩形に変換する
Shiftキーを押しながら、矩形の各辺となる4つの直線を選択します。
制限
矩形に変換する場合は、四辺すべての直線が垂直、または水平である必要があります。斜線が1つでも含まれていると変換できません。
[編集]-[罫線を矩形に変換]を選択するか、またはツールバーで
をクリックします。
[矩形の設定]ダイアログが表示されます。
矩形のプロパティの各項目を設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
選択した直線が矩形に変換されます。
帳票イメージから固定文字を自動作成する
[アイテム]-[帳票イメージから文字を読み込む]を選択するか、またはツールバーで
をクリックします。
マウスカーソルの形状が
に変わります。
フォームウィンドウで、帳票イメージの読み込みたい範囲を、マウスドラッグで矩形を描くように囲みます。
囲んだ範囲内の文字が抽出され、固定文字が作成されます。
制限
パステル系の明るい色(黄色、黄緑色、水色など)の文字は、認識されない場合があります。
OCR抽出では、基本的に全角半角は区別して取り込まれますが、帳票イメージの状態により、正しく区別されない場合があります。
伸縮や回転したイメージは認識できません。
参考
[設定]-[動作設定]-[範囲/OCR 設定]で「読み込みモード」、「文字の調整」、「固定文字、直線の設定」の設定を変更できます。
[編集]-[アイテム変換]から、個別の固定文字として読み込まれた固定文字を結合できます。詳細は「固定文字を結合する場合」を参照してください。