フォームデザイナーのウィンドウの構成
XML様式ファイルを開くと、次のようなウィンドウが表示されます。ウィンドウ内の要素は「セクションメニュー」「メニューバー」「ツールバー」「プロパティエディター」「ナビゲーター」「フォームウィンドウ」「ステータスバー」「ツールボックス」に大別されます。
プロパティエディターやナビゲーターなど使用頻度の高いウィンドウは、自由な位置に独立したウィンドウとして表示する、ウィンドウの枠に接した状態で表示するなど、表示状態を切り替えられます。ウィンドウの表示状態の変更方法については、「フォームデザイナーのウィンドウのレイアウトを変更する」を参照してください。

(1)セクションメニュー
コピー&ペーストやフォームデザイナーの終了など、フォームデザイナーの全般にかかわる機能がボタンごとにまとめられています。
[Clipboard]
コピー&ペーストで使用します。
参考
Ctrl+Cキーによるコピー、Ctrl+Vキーによるペーストもできます。
アイコンにマウスカーソルを合わせると、次のメニューが表示されます。
Copy to local device
ダイアログに文字列を入力してCtrl+Cキーを押すと、文字列をコピーしてSVF Cloud X-Designer外にペーストできます。
Paste to remote session
SVF Cloud X-Designer外でコピーした文字列をダイアログに貼り付けると、SVF Cloud X-Designer内のクリップボードに文字列が保持されます(ダイアログは自動で閉じます)。その後、SVF Cloud X-Designer内の任意の場所でCtrl+Vキーを押すと、文字列が貼り付けられます。
[Settings]
OSがMacの場合にのみ使用できる、キー割り当ての変換です。 詳細は「日本語入力の有効/無効を切り替える」を参照してください。
[Enter fullscreen mode]
ウィンドウを全画面表示にします。
全画面を解除するためには、Escキーを押すか、マウスカーソルを画面中央上部に置くと表示されるメニューで
[Exit fullscreen mode]をクリックします。
[Open Fn Shortcuts]
キーやショートカットの一覧を表示します。 もう一度クリックすると、一覧が非表示になります。
[Profiles]
フォームデザイナーを終了します。 詳細は「フォームデザイナーを起動/終了する」を参照してください。
(2)メニューバー
フォームデザイナーの各種機能がファイルや編集などのメニューにまとめられています。
(3)ツールバー
利用頻度の高いメニューコマンドがボタンになっています。ボタンは機能の種類ごとに、いくつかのバーにまとめられています。
ツールバーは必要に応じて、表示させるバーやボタンをカスタマイズできます。詳細は、「フォームデザイナーのメニューバー、ツールバーをカスタマイズする」を参照してください。
(4)フォームウィンドウ
アイテムを配置し、帳票のデザインを設計するエリアです。
フォームウィンドウの左下には、設定されている綴り枚数の値に従ってページのタブが表示されます。帳票の綴り枚数は、用紙のプロパティの[綴り枚数]で設定した値です。
[共通]ページを選択している場合は、すべてのページに共通するアイテムを配置できます。[共通]以外のページには、[共通]ページで作成したアイテムに加え、各ページ固有のアイテムを配置できます。

フォームウィンドウに配置されるアイテムの色
フォームウィンドウに表示されるアイテムの表示色は、アイテムの種類ごとに色が異なる設計色、または印刷時の色で表示する印刷色のいずれかを選択できます。表示色は[表示]メニューから[設計色設定の色で表示]/[印刷色設定の色で表示]を選択することで、設計色/印刷色を切り替えられます。
編集中のフォームが設計色で表示されているか、それとも印刷色で表示されているかは、アイテムの色のほかに、編集中のページのタブ色でも判断できます。印刷色で表示されている場合は、編集中のページのタブは赤く表示されます。詳細は「アイテムの色について」を参照してください。

(5)プロパティエディター
フォームウィンドウ上で選択中のアイテムのプロパティを表示するエリアです。プロパティエディターの上部には、該当するアイテム名が表示されます。選択しているアイテムによって、表示されるプロパティの項目は異なります。
アイテムを選択していないときは、用紙のプロパティが表示されます。

(6)ナビゲーター
ナビゲーションツリーを表示するエリアです。ナビゲーションツリーには3つの異なるタブが用意されており、異なる観点からアイテムを管理できます。
タブの種類 | 概要 | 詳細の参照先 |
---|---|---|
[綴りページ]タブ | 各アイテムがどの綴りページに印刷されるのかを示している | |
[階層別]タブ | 各アイテムの親子関係を示している | |
[レイヤー別]タブ | 各アイテムの描画順序を示している | |
[埋め込み様式]タブ | 各埋め込み様式の描画順序を示している |
(7)ステータスバー
マウスカーソルが置かれているアイテムの情報を表示するエリアです。フィールド名や座標などのアイテムに関する情報を確認できます。

[表示]メニューから[ステータスバー]を選ぶたびにステータスバーの表示/非表示を切り替えられます。メニュー上にが表示されているときはステータスバーの表示を示しています。ステータスバーを非表示にした場合は、ツールボックスも非表示です。
(8)ツールボックス
ツールボックスには、操作モードを設定するボックスが用意されており、操作モードの確認や設定の変更が可能です。

接点モード設定ボックス
矩形の中に直線を引いたり、サブフォーム内にレコードを配置したりする際に、[接点モード]をオンにしておくと、罫線が自動的に枠の中に収まるように設定されたり、レコードが自動的にサブフォームの幅に合わせて調整されたりします。
ボックスをクリックするたびに、接点モードのオン/オフが切り替わります。
オンの場合
オフの場合
接点モードのオン/オフは、[補助]-[接点モード]でも切り替えることができます。
詳細は「アイテムの始点/終点を近接したアイテムの枠に合わせる(接点モード)」を参照してください。
グリッド配置設定ボックス
アイテムを配置する際のグリッドの精度を設定します。ボックスをクリックするたびに、精度が次のように切り替わります。
グリッドの表示/非表示、グリッド線の種類については、「フォームウィンドウにグリッドを表示する」を参照してください。
ページカラー(印刷色)設定ボックス
ページカラー(印刷色)を設定します。ボックスをクリックすると、[ページカラー設定]ダイアログが表示されます。
ページカラー(印刷色)の詳細は、「アイテムの色について」を参照してください。
ロックモード設定ボックス
ロックモードを設定します。ボックスをクリックするたびに、ロックモードのオン/オフが切り替わります。
オンの場合
[ロックモード]がオンの場合は、配置してある全アイテムがロックされ、移動できません。ただし、ロック中であっても、新しいアイテムの配置や、各種アイテムのプロパティの変更は可能です。
オフの場合
[ロックモード]がオフの場合は、アイテムを自由に移動できます。
参考
ロックモードは、ナビゲーターの[レイヤー別]タブや、アイテムを選択した状態での右クリックメニューからも設定できます。その場合は、ロックするアイテムを個別に指定できますが、ロックされたアイテムは選択できなくなり、プロパティも変更できません。
アイテムのロック設定情報は、XML様式ファイル内に保存されます。