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5-4 設計関数

計算式・編集式で使用できる設計関数について説明します。

制限

「NUMSTR」、「NUMVAL」、「SEI2WA」、「SEI2WA1」、「SEI2WA1Z」、「WA2SEI」、「NENGO」、および「WYEAR」は、日本語以外の様式では使用できません。

注意

文字列関数「AT」、「LEFT」、「LEN」、「RIGHT」、「MID」はサロゲートペア文字に対応していませんので、サロゲートペア文字を使用する場合は、関数名の末尾にW文字が付いた関数「ATW」、「LEFTW」、「LENW」、「RIGHTW」、「MIDW」を使用してください。

文字列関数

関数名

機能

AT

半角文字を1桁、全角文字を2桁として数えた場合に、指定された文字列が先頭から何桁目にあるかを数値型データで取得します。先頭にある場合は1です。

全角/半角の判定は、SVF固有の仕様に基づきます。

ATW

指定された文字列が、文字型データの先頭から何文字目にあるかを数値型データで取得します。先頭にある場合は1です。

LEFT

半角文字を1桁、全角文字を2桁として、先頭から指定した桁数分の文字列を取得します。

全角/半角の判定は、SVF固有の仕様に基づきます。

LEFTW

先頭から指定した文字数分の文字列を取得します。

LEN

半角文字を1桁、全角文字を2桁として数えた場合のデータの桁数を数値型データで取得します。

全角/半角の判定は、SVF固有の仕様に基づきます。

LENW

データの文字数を数値型データで取得します。

REP

文字を指定回数分、繰り返し印刷します。

RIGHT

半角文字を1桁、全角文字を2桁として、データの末尾から指定した桁数分の文字列を取得します。末尾は1です。

全角/半角の判定は、SVF固有の仕様に基づきます。

RIGHTW

データの末尾から指定した文字数分の文字列を取得します。末尾は1です。

SPC

指定した文字数分の半角スペースを挿入します。

MID

半角文字を1桁、全角文字を2桁として、文字の開始位置から指定した桁の位置を先頭とし、指定した桁数分の文字列を取得します。

全角/半角の判定は、SVF固有の仕様に基づきます。

MIDW

指定した開始位置から指定した文字数分の文字列を取得します。

REPLACE

文字、または文字列を指定文字列に置き換えます。

REVERSE

文字列を逆順にします。

変換関数

関数名

機能

TOASC

全角文字を半角文字に変換します。

TOJIS

半角文字を全角文字に変換します。

TOLOWER

英字の大文字を小文字に変換します。

TOUPPER

英字の小文字を大文字に変換します。

ABS

絶対値を数値型データで取得します。

ASC

文字を10進数の数値型データとして取得します。

CHR

10進数の数値データを文字に変換します。なお、数値(10進)は0から65,535までの範囲で指定します。

INT

小数点以下を切り捨て、整数表示にします。

ROUND

数値型データを指定された位置の桁で四捨五入します。

STR

数値型データを文字型データに変換します。

VAL

文字型データを数値型データに変換します。

NUMSTR

数値型データを文字型データ(漢数字)に変換します。

NUMVAL

文字型データ(漢数字)を数値型データに変換します。

日付関数

関数名

機能

DTOC

日付型データ(YYYYMMDD)を文字型データ(YYYY/MM/DD)に変換します。

DATE

システム日付を取得します。

IDATE

システム日付を取得します。

CTOD

文字型データ(YYYY/MM/DD)を日付型データ(YYYYMMDD)に変換します。

CDOW

日付型データ(YYYYMMDD)から曜日名を文字型データとして取得します。

ADATE

日付型データ(YYYYMMDD)に指定された日数を加算(減算)した日付型データ(YYYYMMDD)を取得します。

YEAR

日付型データ(YYYYMMDD)の西暦年だけを数値型データとして取得します。

WYEAR

日付型データ(YYYYMMDD)の和暦年だけを数値型データとして取得します。

MONTH

日付型データ(YYYYMMDD)の月だけを数値型データとして取得します。

MONTH2

日付型データ(YYYYMMDD)の月だけを文字型データとして取得します。

DAY

日付型データ(YYYYMMDD)の日だけを数値型データとして取得します。

DOW

日付型データ(YYYYMMDD)の値から曜日を算出し、対応する数値型データを取得します。

CDATE

期間内の日数を算出し、数値型データで取得します。

SEI2WA / SEI2WA1 / SEI2WA1Z

西暦の日付データを和暦変換した文字型データとして取得します。

WA2SEI

和暦の文字型データを西暦変換し、日付型データとして取得します。

NENGO

西暦の日付データから和暦の年号を取得します。

時刻関数

関数名

機能

TTOC

時刻型データ(HHMMSS)を文字型データ(HH:MM:SS)に変換します。

TIME

システム時刻を取得します。

ITIME

システム時刻を取得します。

CTOT

文字型データ(HH:MM:SS)を時刻型データ(HHMMSS)に変換します。

HOUR

時刻型データ(HHMMSS)の時間部分(HH)だけを数値型データとして取得します。

MINT

時刻型データ(HHMMSS)の分部分(MM)だけを数値型データとして取得します。

SEC

時刻型データ(HHMMSS)の秒部分(SS)だけを数値型データとして取得します。

統計関数

関数名

機能

SUM / PSUM / RSUM / GSUM

数値型フィールドの合計値を計算します。

AVG / PAVG / RAVG / GAVG

数値型フィールドの平均値を計算します。

MIN / PMIN / RMIN / GMIN

文字型、数値型フィールドの最小値を計算します。

MAX / PMAX / RMAX / GMAX

文字型、数値型フィールドの最大値を計算します。

COUNT / PCOUNT / RCOUNT / GCOUNT

文字型、数値型フィールドの出力データ件数を計算します。

条件付き関数

関数名

機能

SUM / AVG / MIN / MAX / COUNT

SUM、AVG、MIN、MAX、COUNTのすべての各統計関数で、指定した条件に合ったデータのみを計算対象データとして計算します。

印刷書式関数

関数名

機能

FORMAT/ FORMAT2

指定した書式でデータを編集し、印刷します。

その他の関数

関数名

機能

SELECT

指定された番号でデータを選択し、表示データに設定されたデータから取得します。

IF

指定条件に応じたデータを返します。

PAGE

連続するページ番号(連番)を文字型データで取得します。

システム変数

変数名

機能

_PAGE_CNT

キーブレイクによる改ページの単位のページ番号(連番)を数値型データで取得します。

_PREV_P

キーブレイクによる改ページの単位の、先頭ページの判断に使用します。

_NEXT_P

キーブレイクによる改ページの単位の、最終ページの判断に使用します。

_PAGE_GROUP_COUNT

ページのグループ連番を数値型データで取得します。

_TOTAL_PAGE_COUNT

総ページ数を数値型データで取得します。

_TOTAL_PAGE_CNT

キーブレイクごとの総ページ数を数値型データで取得します。

_SERIAL_PAGE_COUNT

VrInit~VrQuit関数間での帳票連番を数値型データで取得します。

グローバル変数

変数名

機能

$グローバル変数名$

VrInit~VrQuit関数までの間、有効な文字型データのパラメーター値として定義できる変数です。