5-4-4 時刻関数
時刻関数の項目で、文字型データとは、HH:MM:SSのように、時2桁、分2桁、秒2桁の間に、":"が入っているデータを指します。また、時刻型データとは、HHMMSSのように時2桁、分2桁、秒2桁が続いている6桁のデータです。
制限
時刻関数に指定するパラメーターとして指定するデータは、基本的にHHMMSSの6桁の時刻型データを指定する必要があります。パラメーターに時刻型データを指定するように記載されている関数で、HHMM、またはMMSSのような4桁のデータを指定すると、内部エラーが発生し、正しい値の取得ができません。
時刻関数の引数で時刻型データとなっている項目に文字型データを使用する場合は、CTOTで型変換する必要があります。
関数名 | 機能 |
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時刻型データ(HHMMSS)を文字型データ(HH:MM:SS)に変換します。 | |
システム時刻を取得します。 | |
システム時刻を取得します。 | |
文字型データ(HH:MM:SS)を時刻型データ(HHMMSS)に変換します。 | |
時刻型データ(HHMMSS)の時間部分(HH)だけを数値型データとして取得します。 | |
時刻型データ(HHMMSS)の分部分(MM)だけを数値型データとして取得します。 | |
時刻型データ(HHMMSS)の秒部分(SS)だけを数値型データとして取得します。 |
TTOC
機能 | 時刻型データ(HHMMSS)を文字型データ(HH:MM:SS)に変換します。 |
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書式 | TTOC(時刻型データ) |
設定 |
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使用例 | 前提条件 文字型フィールド「S1」に時刻型データ"203040"がデータとして入力された場合
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TIME
機能 | システム時刻を取得します。 |
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書式 | TIME() |
設定 | 印刷実行時(TIME関数実行時)のシステム時刻を時刻型データ(HHMMSS)として取得します。 |
使用例 |
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ITIME
機能 | システム時刻を取得します。 |
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書式 | ITIME() |
設定 | 印刷実行時(VrInit関数実行時)のシステム時刻を時刻型データ(HHMMSS)として取得します。 |
使用例 | 参考1つのスプールデータの全ページで、同じ印刷時間を出力したい場合に指定します。
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CTOT
機能 | 文字型データ(HH:MM:SS)を時刻型データ(HHMMSS)に変換します。 |
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書式 | CTOT(文字列or文字型フィールド名) |
設定 |
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使用例 | 前提条件 文字型フィールド「S1」に文字型データ"20:30:40"がデータとして入力された場合
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HOUR
機能 | 時刻型データ(HHMMSS)の時間部分(HH)だけを数値型データとして取得します。 |
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書式 | HOUR(時刻型データ) |
設定 |
注意数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。 |
使用例 | 前提条件 文字型フィールド「S1」に時刻型データ"203040"がデータとして入力された場合
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MINT
機能 | 時刻型データ(HHMMSS)の分部分(MM)だけを数値型データとして取得します。 |
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書式 | MINT(時刻型データ) |
設定 |
注意数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。 |
使用例 | 前提条件 文字型フィールド「S1」に時刻型データ"203040"がデータとして入力された場合
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SEC
機能 | 時刻型データ(HHMMSS)の秒部分(SS)だけを数値型データとして取得します。 |
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書式 | SEC(時刻型データ) |
設定 |
注意数値型データとして値が取得されるため、編集式で関数を指定する場合は、FORMAT関数、またはSTR関数を使用して文字型データに値を変換してから指定する必要があります。 |
使用例 | 前提条件 文字型フィールド「S1」に時刻型データ"203040"がデータとして入力された場合
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