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5-4-8 その他の関数

関数名

機能

SELECT

指定された番号でデータを選択し、表示データに設定されたデータから取得します。

IF

指定条件に応じたデータを返します。

PAGE

連続するページ番号(連番)を文字型データで取得します。

SELECT

機能

指定された番号でデータを選択し、表示データに設定されたデータから取得します。

書式

SELECT(数値or数値型フィールド名,データ1,データ2<,データ3,...,表示データN>)

設定

  1. 「数値or数値型フィールド名」に、数値データ、または、数値型データが入ってくるフィールドのフィールド名を指定します。

  2. 「データ」では、文字型データ、数値型データの両方を扱うことが可能ですが、文字型データ、数値型データは混在できません。

参考

書式内の「<,データ3,...,表示データN>」は省略可能です。

制限

SELECT(番号,"A",1,2)のように、「表示データ」に文字型データと数値型データを混在させて設定できません。

使用例

  • 例1

    文字型フィールド「S1」で、フィールド「KBN」のデータにより出力データを制御して出力する場合

    • 編集式 SELECT(KBN,"営業","総務","経理")

    • 印刷結果 文字型フィールド「S1」には、次のように出力されます。

      「KBN」が"1"の場合: "営業"

      「KBN」が"2"の場合: "総務"

      「KBN」が"3"の場合: "経理"

  • 例2

    文字型フィールド「S2」で、システム日付から曜日を取得し、"SUN"、"MON"、"TUE"、"WED"、"THU"、"FRI"、"SAT"と出力する場合

    • 計算式 SELECT(DOW(DATE())+1,"SUN","MON","TUE","WED","THU","FRI","SAT")

    • 印刷結果 "MON"

IF

機能

指定条件に応じたデータを返します。

書式

IF(条件式,真のデータ,偽のデータ)

設定

  1. 「条件式」では次の比較演算子を使用する事ができます。

    = 等しい

    <> 等しくない

    <= 以下

    >= 以上

    < より小さい

    > より大きい

  2. 「条件式」では次の論理演算を使用する事ができます。

    AND かつ

    OR または

  3. 「条件式」に比較条件式を指定します。

  4. 「真のデータ」と「偽のデータ」は、文字型データ、数値型データの両方を扱うことが可能です。

制限

IF(条件式,"A",1)のように、「真のデータ」に文字型データを、「偽のデータ」に数値型データを混在させて設定できません。

使用例

  • 例1

    文字型フィールド「S1」で、文字型フィールド「KBN」のデータにより出力データを制御して出力する場合

    • 編集式 IF(KBN="1","男","女")

    • 印刷結果 文字型フィールド「S1」には、次のように出力されます。

      「KBN」が"1"の場合: "男"

      「KBN」が"1"以外の場合: "女"

  • 例2

    文字型フィールド「S1」で、文字型フィールド「KBN」のデータにより出力データを制御して出力する場合

    • 編集式 IF(KBN="1","男",IF(KBN="2","女","その他"))

    • 印刷結果 文字型フィールド「S1」には、次のように出力されます。

      「KBN」が"1"の場合: "男"

      「KBN」が"2"の場合: "女"

      「KBN」が"1"、"2"以外の場合: "その他"

  • 例3

    数値型フィールド「I1」の値として、文字型フィールド「KBN」のデータにより、取得するデータを制御する場合

    • 計算式 IF(KBN="1",PRICE,PRICE*1.05)

    • 印刷結果 数値型フィールド「I1」には、次のように出力されます。

      「KBN」が"1"の場合: 数値型フィールド「PRICE」の値を出力。「PRICE」の値が1000の場合は、1000と出力されます。

      「KBN」が"1"以外の場合: 数値型フィールド「PRICE」×1.05をした値を出力。「PRICE」の値が1000の場合は、1050と出力されます。

PAGE

機能

連続するページ番号(連番)を文字型データで取得します。

書式

PAGE()

設定

  1. 連番の初期化(プログラムで設定します)

    VrSetPageCount(連番初期値,加算値)

    詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数リファレンスマニュアル』を参照してください。

  2. 連番処理

    連番を初期化した後この関数を使用すると、使用するたびに連番初期値に指定された加算分を加算し、その結果を文字型データで取得します。

制限

PAGE関数は必ず編集式に指定してください。 計算式に指定した場合は動作保証されません。

参考

連番の初期化

  • 連番の初期化は、ユーザープログラムより設定します。新たに初期化されるまで有効です。

  • VrSetPageCount関数を呼び出さない場合は、VrInit関数、VrSetForm関数が実行されると連番初期値、加算値ともに1がセットされます。

    VrInit関数、VrSetForm関数については、『SVF Java PRODUCTS API関数リファレンスマニュアル』を参照してください。