4-4 アイテムの概要
フォームエディターで用紙上にさまざまな部品を配置し、XML様式ファイルを作成します。それらの部品のことを、「アイテム」と呼びます。
アイテムには、アプリケーションやデータベースからのデータを出力するためのエリア、帳票デザインを構成するための各種図形、柔軟な出力制御を行うための項目など、さまざまな種類が用意されています。
参考
ベーシックモードとグラフィックモードでは、各アイテムで設定できるプロパティの項目が異なります。2つのモードは、プロパティエディターの[グラフィックモード]で切り替えができます。チェックを付けると、グラフィックモードに変更できます。
詳細は、「4-2 ベーシックモードとグラフィックモード」を参照してください。
フィールドや固定文字など文字表示のできるアイテムのプロパティの[全角フォント]および[半角フォント]では、初期設定で用意されているフォントのほかに、追加したフォントを選択できます。(フォントの追加については、「4-3-3 用紙の書式を設定する」を参照)
ただし、選択できるフォントの種類と出力結果は、アイテムのモードによって異なります。
ベーシックモードのアイテムの場合
TrueTypeの固定ピッチフォントを選択できます。
追加したフォントで出力できる機種は、PDF、EMF、EMFPLUS、 PostScript、Prinfina Manager PS、DP Series、JPP、PCL5です。SVF for Java Printなどを使用し、それ以外の機種で出力する場合は、追加フォントはMS明朝または代替フォントに置き換えられます。
グラフィックモードのアイテムの場合
TrueTypeのフォント(プロポーショナル含む)を選択できます。
一部の機種では、テキストが画像データとして出力される場合があります。
各アイテムのプロパティについて既定値を設定しておくことができます。フィールドのサイズや線の幅など値があらかじめ統一されている場合などは、既定値を設定しておくとプロパティ設定を変更する作業を省くことができます。詳細は、「4-3-2 アイテムの既定値を設定する」を参照してください。
制限
様式の言語がタイ語で、フィールドや固定文字などのアイテムにクーリエ、OCRB以外のフォントを設定している場合は、次のような制限事項があります。
フィールド、固定文字の場合
項目
制限
ピッチ
入力不可になり、値は0にクリアされます。
固定ピッチ
入力不可になり、チェックが外れます。
編集スタイル *1
入力不可になり、値は0にクリアされます。
文字の方向
入力不可になり、値は0にクリアされます。
回転角度
入力不可になり、値は0にクリアされます。*2
フィールドのみ
ベーシックモードのみ
矩形の吹き出し、楕円形の吹き出し、雲形の吹き出しの場合
項目
制限
ピッチ
入力不可になり、値は0にクリアされます。