4-4-1 アイテムの種類
アイテムには、大きく分けて、次の種類があります。
SVFアイテム
上位アプリケーションからのデータを加工、出力して、帳票上に印刷するためのアイテムや、出力制御を行うアイテムなど、SVFに固有の機能を実現するアイテムを総称して、「SVFアイテム」と呼びます(「4-6 アイテムの作成」を参照)。
次のアイテムが用意されています。
アイテム | 説明 |
---|---|
フィールド | データを数値や文字列として印刷するためのエリアを配置します。 データの加工もできます。 |
バーコード | データをバーコードに変換するアイテムです。 各種規格に準拠したバーコードを使用できます。 |
イメージ | 画像を配置するアイテムです。 |
繰り返し | 同じ形式のアイテムを複数まとめて管理するためのアイテムです。 |
連写 | 同一パターンの帳票を、1枚の用紙に複数配置するためのアイテムです。 |
サブフォーム レコード | 印刷するデータ数が動的に変化するような場合に、きれいに配置するためのアイテムです。 データの集計も可能です。 |
固定文字 | 帳票上に固定で印刷される文字を配置するためのアイテムです。 |
マスク | フォームエディター上には存在するが、実際には印刷しないエリアを指定するのに使用します。 |
図形
見やすく、美しい帳票をデザインするための、各種図形アイテムが利用できます(「4-7 アイテムの作成(図形)」を参照)。
次のアイテムが用意されています。
アイテム | 説明 |
---|---|
基本図形 | 直線、矩形、多角形、円、楕円、円弧、楕円弧といった基本的な図形が作成できます。 ベジェ曲線、スプライン曲線を利用して、複雑な図形も作成できます。 |
ブロック矢印 | さまざまな形の矢印が作成できます。 |
吹き出し | 文字を吹き出しの形で表現できます。 |
その他 | メモ、星、時計の絵を作成できます。 |
チャート
系列的に管理されているデータから、さまざまな形式の視覚的なグラフを描画するには、チャートアイテムを使用します(「4-8 アイテムの作成(チャート)」を参照)。
テキストフレーム
文字や単語ごとにさまざまな修飾を行った文章、複数行にわたる多彩な形式の文章を出力したい場合は、テキストフレームを使用します。
テキストフレームでは、禁則処理などの多様な文書処理も可能です。
フィールドに動的に出力されたデータを、テキストフレームの機能を使用して印字することもできます
(「4-9 アイテムの作成(テキストフレーム)」を参照)。
便利な機能
アイテムを編集しやすくするために、次の機能が用意されています。
アイテムを登録して再利用する(合成アイテム)
アイテムを一括設定する
(「4-10-2 アイテムを一括設定する」を参照)
アイテムを絞り込む
(「4-5 アイテムの基本的な操作方法」の「キーワードによる絞り込み機能」を参照)