4-2 ベーシックモードとグラフィックモード
フォームエディターで作成できるアイテムには、ベーシックモードのアイテムと、グラフィックモードのアイテムの2種類が存在します。作成するXML様式ファイルの使用目的に応じて切り替えることが可能です。モードの切り替えは、アイテムのプロパティエディターで行います。
アイテムの モードの種類 | 概要 |
---|---|
ベーシックモード | 旧製品のSuper Visual Formade設計部が持つアイテム(ベーシックモードのアイテム)のみを使用してXML様式ファイルを作成。シンプルな帳票を作成するのに適している。 |
グラフィックモード | グラフィック機能を使用してXML様式ファイルを作成。図形(直線、水平、垂直な線、矩形以外)、チャート、テキストフレームを配置でき、複雑なレイアウトの帳票を作成するのに適している。 |
モードと出力
印刷エンジンは、SVF Cloud Designerで作成したXML様式ファイルを読み込み、PDLとして出力します。
グラフィックモードのアイテムを使用したXML様式ファイルは、次のPDLから出力できます。下記以外のPDLから出力する場合は、ベーシックモードのアイテムのみでXML様式ファイルを作成する必要があります。
PDF
EMF
EMFPLUS
POSTSCRIPT
Canon LIPS4
FUJI XEROX ART4
FUJI XEROX DP300
Hewlett-Packard PCL5
RICOH RPCS
UNISYS JPP
制限
グラフィックモードでのみ有効なアイテムで設計されたXML様式ファイルを使用して、グラフィックモードに対応していない機種で出力した場合は、印刷実行時にエラー「-37」(様式ファイルの互換性なし)となり、帳票は印刷されません。
グラフィックモードのアイテムがあるファイルの見分け方
XML様式ファイルにグラフィックモードのアイテムがあるかどうかは、次の点で確認できます。
円や吹き出しなどグラフィックモード専用のアイテムが配置されている。
アイテムのプロパティエディターにおいて、[グラフィックモード]のチェックが付いている。
グラフィックモードが選択可能なアイテムの場合は、アイコンの色も変更される。
フォームデザイナーの[アイテム]ウィンドウにおいて、アイコンの色が変更されている(グラフィックモードが選択可能なアイテムのみ)。