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4-3-3 用紙の書式を設定する

新規に帳票定義を作成した場合は、作業前に用紙の書式を設定します。

フォームエディター上のプロパティエディターで用紙のプロパティを変更します。

用紙のプロパティは、アイテムが選択解除されている場合に表示されます。

アイテムの選択を解除するには、フォームエディター上で、アイテムが配置されていない部分をクリックするか、ツールバーの[選択解除]ボタンswd92_icon_23.pngをクリックします。

参考

アイテム作成中の場合はツールバーの[アイテム選択モード]ボタンswd92_icon_218.pngをクリックするか、Escキーをクリックして、マウスカーソルを[アイテム選択モード]にした上で、アイテムの選択解除の操作を行ってください。

swd92user_p175.png

プロパティエディターで用紙設定を行う

プロパティエディターで設定するプロパティは次のとおりです。

項目

説明

様式の言語

帳票設計で使用する言語を表示します。帳票定義を新規作成する際に指定します。

解像度(dpi)

設計する帳票の解像度を表示します。帳票定義を新規作成する際に指定します。

バーコードオプション

印刷環境に応じて、バーコードの精度が低下する場合は[バーコードオプション]でバーコード自体の[密度]、[エレメントサイズ]、トナーのにじみなどの補正を行います。

参考

バーコードの設定の詳細は、「4-6-3 バーコードの出力エリアを作成する」の「バーコードの補正の設定をする」を参照してください。

カラーパレット設定

設計色、印刷色の元となる色の設定は、[カラーパレット設定]で行います。

参考

カラーパレットの詳細は、「4-11-2 カラーパレットを設定する」を参照してください。

ページカラー設定

綴りページでのデフォルトの印刷色設定を行います。

参考

ページカラーの詳細は、「4-11-4 ページカラーを設定する」を参照してください。

フォント設定

帳票定義で使用するフォントを選択します。

参考

フォント選択の詳細は次の「フォント選択」を参照してください。

用紙サイズ

使用する用紙のサイズを選択します。選択できる[用紙サイズ]は次のとおりです。

はがき」、「A5」、「A4」、「A3」、「B5」、「B4」、「レター」、「連帳」、「フリー

  • 連帳(連続帳票)」を選択した場合:縦サイズを1/6インチ単位、横サイズを1インチ単位で設定します。

  • フリー」を選択した場合:[フリーの縦サイズ(mm単位)]および[フリーの横サイズ(mm単位)]を、それぞれ10~2,540mmの範囲で設定します。

注意

フォームエディターに表示されている印刷可能範囲は目安です。印刷の可否は実際に印刷して確認してください。

参考

  • フリー」を指定した場合は、印刷可能な用紙サイズの範囲は、プリンター実機の仕様に依存します。出力先機種の「用紙の幅の範囲」「用紙の高さの範囲」を確認し、用紙サイズを設定してください。

  • フリーサイズで印刷可能な機種は、ART4、LIPS4、RPCS、RPDL2、PostScript、DP Series、DotPrinter、SATO、TEC、MultiCoder、Zebra、PDF、EMF、EMFPLUSです。

用紙方向

用紙の向きを[]または[]から選択します。

  • ](ポートレート)は縦長方向に、[](ランドスケープ)は横長方向に印刷されます。

連帳の縦サイズ(1/6inch単位)

連帳]の縦サイズを1/6インチ単位で指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • 連帳]の高さはデフォルトで11インチとなっています。実際の用紙サイズが11インチに満たない高さの場合は、連帳の縦サイズを指定する必要があります。

参考

ドットプリンターで出力するための帳票を設計する場合は、[連帳]の縦サイズを3の倍数になるように指定することで、改ページずれを防げます。不定形な用紙サイズの場合は、複数ページ分をまとめて1つの帳票として設計するなどの工夫をしてください。

例:1ページ分のデータが22/6インチの帳票の場合

22÷6=約3.7インチとなり、不定形な用紙サイズです。このような用紙の場合は、用紙の縦サイズを3の倍数となるように計算し、複数ページ分の印刷を1つの帳票として設計します。

22*3=66となるため、連帳の縦サイズは66/6インチを指定します。

帳票設計の際には、3ページ分のデータをまとめて1つの帳票として設計してください。

連帳の横サイズ(inch単位)

連帳]の横サイズを1インチ単位で指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • 連帳]の幅はデフォルトで15インチとなっていますが、実際の印刷可能範囲は13.6インチです。実際の用紙サイズが15インチに満たない幅の場合でも、デフォルトの設定で特に問題はありません。

フリーの縦サイズ(mm単位)

フリーサイズ用紙の縦サイズをmm単位で指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

参考

プリンターによって制限がありますので、詳細は、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』、『SVF for PDFユーザーズマニュアル』を参照してください。

フリーの横サイズ(mm単位)

フリーサイズ用紙の横サイズをmm単位で指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

参考

プリンターによって制限がありますので、詳細は、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』、『SVF for PDFユーザーズマニュアル』を参照してください。

印字位置調整(X)(mm)

指定された値だけ印字位置を横方向に移動します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • フォームエディター上のすべてのアイテムが移動対象になります。負数は左、正数は右方向に移動します。

印字位置調整(Y)(mm)

指定された値だけ印字位置を縦方向に移動します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • フォームエディター上のすべてのアイテムが移動対象になります。負数は上、正数は下方向に移動します。

カラーモード

チェックを付けると、各アイテムに設定されている印刷色で印刷されます。

チェックを外すと、印刷色を設定していても無視され、モノクロ印刷になります。

複写部数

出力する部数を指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • 複写部数は、SVF実行部での出力時にVrCopy関数を使用して指定することも可能です。

    参考

    VrCopy関数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数リファレンスマニュアル』を参照してください。

綴り枚数

帳票の1組を構成する枚数を1~30の範囲内で指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

  • ドットプリンターからの出力には使用できません。

自動改ページ

繰り返しアイテムを使用して設計された帳票を印刷する際、プログラム側でVrSetForm関数のランダムモード(設定値1)で実行し、帳票の繰り返し行数を超えた行番号が指定されたときの改ページ動作を指定します。

チェックを付けると、自動的に改ページされ、超過した明細行データは次ページに出力されます。

チェックを外すと、ページの範囲から超過した明細行データは無視されます。

参考

  • VrSetForm関数のモードのレポートライターモード(設定値4・5)で印刷した場合は、ここでの設定にかかわらず、どのような設計方法の帳票でも必ず自動改ページが実行され、明細行を超過したデータは次ページに出力されます。

  • VrSetForm関数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数リファレンスマニュアル』を参照してください。

リンクフォーム名

自動改ページ]のチェックを付けた繰り返し帳票を、ランダムモードまたはレポートライターモードで出力する場合は、改ページ後に使用するフォームを指定します。

リンクフォーム名]が指定されていないときは、1ページ目と同じフォームに超過したデータが出力されます。

帳票定義内にリンクフォームとして追加した帳票定義、またはXML様式ファイルを選択する場合は、[リンクフォーム名]欄の一覧から設定します。一覧に設定するリンクフォームが表示されていない場合は、[帳票定義へファイル追加]ボタンswd92_button_plus.pngをクリックしてリンクフォームを帳票定義に追加してください。詳細は、「4-13-4 リンクフォーム」を参照してください。

注意

リンクフォームとして指定したXML様式ファイルは、リンクする元のXML様式ファイルと同一のフィールド名、サブフォーム名およびレコード名を持っていなければ正常に出力されません。

用紙コード

用紙コードを入力します。用紙コードは、Report Director Enterpriseを使用するときに、ドットプリンターへの出力時の指定として「用紙変更メッセージ」を表示する際のキー情報となります。

用紙コードが変わると「用紙変更メッセージ」が表示されます。

様式名

様式の名称を入力します。任意の入力です。

様式名(カナ)

様式名をカナ文字で入力します。任意の入力です。

両面印刷モード

片面印刷か、両面印刷かを指定します。両面印刷の場合は、その綴じ方向も合わせて選択します。

印刷実行時にVrSetDuplex関数を使用して指定することも可能です。

参考

VrSetDuplex関数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』を参照してください。

両面印刷マージン(mm)

両面印刷時のマージンを指定します。

印刷実行時にVrSetDuplex関数を使用して指定することも可能です。

参考

VrSetDuplex関数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』を参照してください。

トレイ選択

印刷時に、指定したトレイからの出力を行います。

ここで指定するトレイ番号がプリンターのどのトレイに対応するかはSVF環境設定で定義されています。設定は、プリンターごとに異なります。

SVF実行部での出力時にVrSetTray関数を使用して指定することも可能です。

制限

指定したトレイに出力する用紙サイズと同じサイズが指定されていないと、プリンターがエラーを表示します。

参考

  • VrSetTray関数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』を参照してください。

  • トレイの取り扱いに関しては、プリンターのマニュアルを参照してください。

縮小モード

印刷時に、指定した縮小モードのサイズに拡大/縮小して出力を行います。

参考

SVF環境設定の出力先プリンタープロパティで、[拡大縮小モード]に「様式に従う(プリンター機能を使う)」を設定しても、[縮小モード]で指定したサイズには対応していない場合があります。出力先プリンターの機種別の詳細は、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』を参照してください。

ANK/漢字文字比率

半角文字と全角文字の文字送り幅(文字幅+文字ピッチ)の比率を指定します。SVF Cloud Designer画面上には反映されず、印刷時のみ適用されます。

参考

ベーシックモードの場合のみ対応しています。対応している機種については、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』または『SVF for PDFユーザーズマニュアル』を参照してください。「3/2」を指定した場合はSVF環境設定の[Ank3/2漢字設定]の設定が使われます。

用紙色

フォームエディターでの用紙の表示色を選択します。

  • 実際の出力時に色紙を使う場合などに有用です。用紙色を設定することで、実際の出力に近いイメージで設計できます。ただし、[用紙色]での設定はアイテムを設計しやすくするための色設定であり、出力には影響しません。

  • カンマで区切られた数値をクリックすると、[色の選択]ダイアログが表示され、任意の用紙色を作成できます。

PDFレイヤー

PDFファイルに[PDFレイヤー]を出力するか指定します。

参考

PDFレイヤー]とは、Adobe Reader 6.0から追加されたレイヤー機能です。

紙種

印刷時に、指定した紙種での出力を行います。

ここで指定する紙種番号がどの種類に対応するかはSVF環境設定で定義されています。設定は、プリンターごとに異なります。

参考

プリンターごとの対応については、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』を参照してください。

SVF実行部の数値データ編集記号に従う

(Service Pack 2対応)

様式ファイルの言語(SVFロケール)ごとの既定の数値データ編集記号を使用するかを指定します。

  • チェックを付ける(初期値)

     SP1までと同じ動作です。様式ファイルの言語(SVFロケール)ごとの既定の数値データ編集記号を使用します。

  • チェックを外す

     様式ファイルで使用する[通貨記号]、[小数点記号]、[桁区切り記号]を個別に指定します。

様式ファイルの言語(SVFロケール)ごとの既定値は次のとおりです。

言語

桁区切り

小数点

通貨記号

日本語

カンマ

ピリオド

sdCommon_iyen.png(U+005C)、$、sdCommon_iyen.png(U+00A5)

中国語簡体字

カンマ

ピリオド

sdCommon_iyen.png(U+00A5)、$

中国語繁体字

カンマ

ピリオド

sdCommon_iyen.png(U+005C)、$

英語

カンマ

ピリオド

$、euro.png

フランス語、チェコ語

ノーブレークスペース

カンマ

$、euro.png

韓国語

カンマ

ピリオド

sdCommon_iyen.png(U+005C)、$、sdCommon_iwon.png

タイ語

カンマ

ピリオド

sdCommon_iyen.png(U+005C)、$、euro.pngbaht.png

注意

SVF実行部の数値データ編集記号に従う]のチェックを外したXML様式ファイルを、SP1の環境またはSPが適用されていない環境で利用した場合、以下のような動作となります。

  • SVF Cloud Designerで開く

    指定した様式ファイルごとの編集記号の設定は削除されます。ただし、編集式、チャートのラベルにすでに指定されている記号はそのまま残ります。

  • SVF実行部で利用する

    数値データとして正しく出力されません。

通貨記号

(Service Pack 2対応)  

SVF実行時に使用する通貨記号を指定します。指定した記号は、以下の設定の[付加表示記号]のドロップダウンリストに反映されます。

  • 編集式の[数値データの編集]ダイアログ

  • チャートのラベルで[書式]に「SVFフォーマット」を選択したとき

小数点記号

(Service Pack 2対応)

SVF実行時に使用する小数点記号を指定します。指定した記号は、以下の設定の小数点記号に反映されます。

  • 編集式を[数値データの編集]ダイアログの[FORMAT生成]、[FORMAT2生成]ボタンで自動生成したFORMAT、FORMAT2関数

  • チャートのラベルで[書式]に「SVFフォーマット」を選択して、[生成]ボタンで自動生成した書式

桁区切り記号

(Service Pack 2対応)

SVF実行時に使用する桁区切り記号を指定します。指定した記号は、以下の設定で、[桁区切り]に「する」を指定した場合の桁区切りに反映されます。

  • 編集式を[数値データの編集]ダイアログの[FORMAT生成]、[FORMAT2生成]ボタンで自動生成したFORMAT、FORMAT2関数

  • チャートのラベルで[書式]に「SVFフォーマット」を選択して、[生成]ボタンで自動生成した書式

フォント選択

フォント選択]では、プロパティエディターの[全角フォント]および[半角フォント]から選択できるフォントリストを編集します。[全角フォント]および[半角フォント]は、フィールドや固定文字など文字表示のできるアイテムのプロパティになります。

参考

フォント選択]は、帳票定義ごとに設定できます。

swd92user_p176.png

フォント選択]ダイアログ

項目

説明

全角]タブ /

半角]タブ

リスト表示するフォント名を[全角フォント]、または[半角フォント]に切り替えます。

ここにリストされているフォントはフィールドや固定文字など文字表示のできるアイテムのプロパティエディターで選択できるようになります。

追加]ボタン

クリックすると、[全角フォントリスト]ダイアログ、もしくは[半角フォントリスト]ダイアログが表示され、管理者が設定したフォントが一覧表示されます。

フォントを選択して[OK]ボタンをクリックすると、リストボックスにフォントが追加されます。

swd92user_p177.png

全角フォントリスト]ダイアログ

削除]ボタン

リストからフォント名を選択し、[削除]ボタンをクリックすると、選択したフォントがリストから削除されます。

参考

既定フォントは削除できません。