5-1-3 保存データファイル削除コマンド
Universal Connect/Xではコマンドから保存データファイルを削除できます。
削除の方法
削除の方法には次の2種類があります。
すべて削除
保存データファイルをすべて削除します。
データファイルを復元するか、削除するかを指定できます。
データファイルを復元する場合、同一場所に同一名のファイルがあった際に上書きするか、しないかを指定できます。
有効日数による削除
有効日数を指定して、それに該当する保存データファイルをすべて削除します。
詳細は「5-1-5 有効日数による削除コマンドの詳細仕様」を参照してください。
コマンド
保存データファイルを削除するコマンドは次のとおりです。
コマンド | jp.co.fit.UniCon.UCXRemoteCommand.UCXExecLogDeleteCommand |
---|
オプション
コマンドから保存データファイルを削除する際のオプションは次のとおりです。
-a | 有効日数の日数を指定します。すべて削除を指定する場合は無効です。 デフォルト値: 0 |
---|---|
-d | すべて削除を指定します。指定しない場合は自動的に有効日数による削除をします。有効日数による削除を指定している場合に-dを指定しても無効です。 デフォルト値: すべて削除しない |
-o | データファイルの上書きを指定します。すべて削除を指定し、データファイルを復元する場合のみ有効です。 デフォルト値: 上書きしない |
-r | データファイルの復元を指定します。すべて削除を指定した場合のみ有効です。 デフォルト値: 復元しない |
-p | ポート番号を指定します。 デフォルト値: 44080 |
すべて省略した場合は、次の設定で実行されるため、削除は行われません。
有効日数: 0日
ポート番号: 44080
使用例
コマンドを使用して保存データファイルを削除する場合の例は次のとおりです。
すべて削除
保存データファイルをすべて削除します。データファイルを復元し、同一場所に同一ファイル名があった場合でも上書きします。
java -jar .\UCXCommand.jar jp.co.fit.UniCon.UCXRemoteCommand.UCXExecLogDeleteCommand -d -r -o
保存データファイルをすべて削除します。データファイルを復元し、同一場所に同一ファイル名があった場合は上書きしません。
java -jar .\UCXCommand.jar jp.co.fit.UniCon.UCXRemoteCommand.UCXExecLogDeleteCommand -d -r
保存データファイルをすべて削除します。データファイルは復元せず、すべて削除します。
java -jar .\UCXCommand.jar jp.co.fit.UniCon.UCXRemoteCommand.UCXExecLogDeleteCommand -d
有効日数による削除
有効日数を2日と設定して削除します。該当するすべての保存データファイルが削除されます。
java -jar .\UCXCommand.jar jp.co.fit.UniCon.UCXRemoteCommand.UCXExecLogDeleteCommand -a2
実行結果
保存データファイルを削除すると、次のような結果が表示されます。
jobname : execlogdeletecommand result : true(or false) time : Thu Dec 12 14:28:25 JST 2002
「result」が「true」の場合は成功、「false」の場合は失敗です。