計算式・編集式を設定するための補助ボタンの機能
ここでは、計算式・編集式を設定するために各ダイアログに用意されている補助ボタンの機能について説明します。
[計算式]ダイアログと[編集式]ダイアログでは表示されるボタンが異なります。該当するボタンの項目を参照してください。
[計算式]ダイアログ

[編集式]ダイアログ

グローバル変数の参照
[グローバル変数の設定]ボタンを使用して、XML様式ファイル内で使用するグローバル変数をあらかじめ登録した後に、[グローバル変数の参照]ボタンを利用してグローバル変数を入力します。
グローバル変数の詳細は、「グローバル変数(編集関数)」を参照してください。
システム変数の参照(編集式・属性式の場合のみ)
システム変数の入力に使用します。
編集式または属性式でのみ使用することが可能です。
システム変数は、編集式または属性式で指定できますが、データ型は数値です。
編集式で指定するには、文字型データとして指定する必要があります。
ここでは、FORMAT関数を用いて数値データの編集をした後に、システム変数を設定する例を説明します。
[編集式]欄にFORMAT関数を用いて数値データの編集式を入力します。
編集式の「ページ」を選択し、[システム変数の参照]ボタンをクリックします。
使用するシステム変数名をダブルクリックします。
設定欄にシステム変数が入力されます。
参考
システム変数を選択せずにリストを閉じたい場合は、システム変数リスト右上の閉じるボタンをクリックします。
フィールドの参照
式のパラメーターにフィールド名を入力する場合に使用します。
フォームエディター上に配置されているフィールドがリスト表示されるため、フィールド名を正確に入力できます。
[フィールドの参照]ボタンをクリックします。
[検索]ダイアログから、入力したいフィールド名をダブルクリックします。
設定欄にフィールド名が入力されます。
参考
[検索]ダイアログ内では、ベーシックモードのアイテムの名前は黒、グラフィックモードのアイテムの名前は緑色で表示されます。
フィールド名の入力は、フォームウィンドウのアイテム(フィールド)から直接入力することもできます。
フィールドにマウスカーソル合わせ、右クリックから表示されるメニューを選択します。
関数の参照
計算式・編集式に使用できる関数は、目的に応じて分類されています。
参考
使用できる関数の種類、および各関数の詳細は、「編集関数」を参照してください。
[関数の参照]ボタンをクリックします。
使用する関数名をダブルクリックします。
設定欄に関数式が入力されます。
制限
日本語の様式ファイル編集時以外では、[ToolTipの表示](マウスカーソルを当てると該当箇所の説明がポップアップで表示される機能)は表示されません。
参考
[ToolTipの表示]がオンの場合は、[関数の参照]リスト上でマウスカーソルを重ねたときに、その関数についての説明がポップアップ表示されます。
関数を入力せずにリストを閉じたい場合は、リスト右上の閉じるボタンをクリックします。
参考
関数は目的に応じて分類されています。関数の分類を選択すると、特定の関数のみ表示できます。
グローバル変数の設定
複数のXML様式ファイルを使用して1つの帳票を出力する場合に、XML様式ファイル間で同じデータを保持するための変数をグローバル変数として登録します。
XML様式ファイル内にグローバル変数の初期値をあらかじめ設定しておくことができます。
グローバル変数の詳細は、「グローバル変数(編集関数)」を参照してください。
数値データの編集(編集式の場合のみ)
フィールドに入力されるデータに対し、付加記号や、ゼロ表示、カンマの使用など、表示上の設定をする場合は、[数値データの編集]ダイアログを使用します。
印刷書式関数「FORMAT」、「FORMAT2」を使用した編集式を、GUI操作で自動生成できます。
[編集式]ダイアログから[数値データの編集]をクリックします。
[数値データの編集]ダイアログで各種項目を設定します。各項目の詳細は次のとおりです。
項目
説明
付加表示記号
数値に付加する表示記号を選択します。
ゼロ表示
データがゼロの場合は、0と印字するかスペースにするかを選択します。
ゼロサプレス
有効数字以前のゼロをスペースに置き換えます。
カンマ編集
3桁ごとにカンマを挿入します。
整数部、小数部
受け取ったデータの整数部桁数と小数部桁数を設定します。「各桁数の合計+1」が設計桁数を超える設定はできません。小数点、付加記号も1桁として扱われるので注意してください。
FORMAT 生成FORMAT2 生成
クリックすると各項目の設定に従ってFORMAT関数を使用した編集式が自動生成され、[編集式]欄に入力されます。
[編集式]欄に表示された式は、任意に修正できます。
[数値データの編集]ダイアログで設定した[付加表示記号]、[ゼロ表示]、[ゼロサプレス]、[カンマ編集]の内容はデフォルト値として保持されます。
[OK]ボタンをクリックすると、設定に従った式が入力されます。
参考
FORMAT、およびFORMAT2の詳細は、「印刷書式関数」を参照してください。
結果の確認
[結果の確認]ボタンから、設定した計算式・編集式の結果をシミュレーションして、式が正常に動作するか確認できます。
結果の確認については、「計算式・編集式を正しく設定できたかを確認する」を参照してください。