Skip to main content

2-4-2 HTTPの場合

Universal Connect/Xサーバーは、SVFのインストーラーで導入されたTomcat(SVFWebService)に配置された中継サーバー(Webアプリケーション)を利用することでHTTPで通信できます。独自プロトコルからHTTPに変更するとリバースプロキシなどが使用できるようになります。また、HTTPSでセキュリティの向上を図ることもできます。

中継サーバーを利用するには、SVFのインストーラーで導入されたTomcatとUniversal Connect/Xサーバーが起動している必要があります。

12517616_12517817.png

HTTPで通信する場合の概念図

参考

リバースプロキシ環境

ここでは、HTTPで通信するための設定手順を、Windows環境を例に説明します。

設定を有効にするには、SVFのインストーラーで導入されたTomcat(SVFWebService)を再起動する必要があります。

  1. 「インストール先\conf\ucxproxyconfig.xml」の「ucxserver.communication-method」のオプションを設定します。

    「ucxproxyconfig.xml」をテキストエディターで開き、次の内容を記述して保存します。詳細は「オプション」を参照してください。

    <entry key="ucxserver.communication-method">webapp-forwarding</entry>
  2. [スタート]-[コントロール パネル]-[管理ツール]-[サービス]を選択し、[サービス]画面を開きます。

    Windows Server 2012の場合は、デスクトップ画面でWindows+Xキーを押して、[コントロール パネル]を開いてください。

  3. サービス名「SVFWebService」を選択し、サービスの再起動をします。

    再起動後は動作設定画面のステータスバーにて接続先を確認してください。

    参考

    • ポート番号は44090を使用します。

    • Universal Connect/Xサーバーと中継サーバーの通信設定については、「2-4-1 独自プロトコルの場合」を参照してください。

    • UNIX/Linux環境でSVFWebServiceを再起動する手順については、『SVF for Java Printユーザーズマニュアル』または『SVF for PDFユーザーズマニュアル』の「2-3-3 登録されるデーモンプロセス」を参照してください。

オプション

HTTP通信のオプションは、プロパティファイル(ucxproxyconfig.xml)で設定します。

ucxproxyconfig.xmlファイルのオプションは次のとおりです。

オプション

説明

ucxserver.communication-method

HTTPで通信するかどうかを指定します。

  • direct

    HTTPを利用しない場合に指定します。

  • webapp-forwarding

    HTTPを利用する場合に指定します。

timeout.connect

接続タイムアウト(秒数)を指定します。

デフォルトは、10秒です。

timeout.read

読み込みタイムアウト(秒数)を指定します。

デフォルトは、600秒です。

debug.enable

デバッグ出力するかどうかを指定します。

  • true

    デバッグログを出力します。

  • false

    デバッグログを出力しません。(デフォルト)

debug.stdout-log-enable

デバッグオプション、標準出力への出力許可を指定します。

  • true

    デバッグログを標準出力に出力します。

  • false

    デバッグログを標準出力に出力しません。(デフォルト)

log-file-path

ログファイルパスを指定します。指定がない場合は、ログファイルへ出力されません。

log-file-encoding

ログファイルエンコーディングを指定します。指定がない場合は、「UTF-8」です。

log-format

ログレコード書式を指定します。指定がない場合はデフォルトのログ書式を使用します。ログ書式については、「4-3-5 [サーバーログ設定]の操作と設定」の「書式」を参照してください。

参考

「log-format」オプションでは、%uは使用できません。

log-file-rotate-mode

ログファイルのローテート方法を指定します。

  • daily

    日単位

  • hourly

    時間単位

  • custom

    ユーザー指定

    指定がない場合、および上記の値以外の場合はローテートしません。

log-file-date-pattern

ログファイルのローテート時にファイル名に付与する日時書式を指定します。

log-file-rotate-modeが「custom」の場合のみ有効です。指定がない場合は、「-yyyyMMdd」を使用します。

1. ファイル名がucxwebapp-2013.logになる例
log-file-path = ucxwebapp.log
log-file-rotate-mode = custom
log-file-date-pattern = -yyyy


log-file-expire-days-mode

ログファイルを自動削除するかどうかを指定します。

自動削除する場合は「custom」を指定します。

log-file-expire-days

ログファイルの保有日数を指定します。

log-file-expire-days-modeで「custom」を指定した場合、指定します。

指定がない場合は、保有期間が超過したログファイルを削除しません。