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4. プロシージャーの作成

パラメーターの設定、データを出力するレコードの抽出条件の設定、などを行い、プロシージャーを作成します。

プロシージャーは、次の流れで作成します。

プロシージャーの作成は、Sandbox環境と本番環境のどちらでもできますが、SVFボタンと同様、Sandbox環境で作成したプロシージャーを本番環境にリリースすることを推奨します。

  1. プロシージャーを新規作成

    プロシージャーを新規作成し、関連づけるSVFボタンや帳票の出力方法を設定します。

  2. パラメーターを設定

    プロシージャーの実行に必要なパラメーターを設定します。

  3. クエリー条件を設定

    Salesforceオブジェクトのどのレコードからデータを出力するのか、レコードの抽出条件を設定します。

  4. プロシージャーの動作を確認

    作成したプロシージャーが正しく動作するかを確認します。パラメーターの値は、SVF Cloud Managerの画面上で指定して実行できます。

  5. プロシージャーをリリース

    Sandbox環境などで作成したプロシージャーを本番環境にリリースして、本番環境で使えるようにします。

注意

プロシージャー作成後にSVFボタンの設定を変更した場合、変更内容はプロシージャーに反映されないため、必要に応じてプロシージャーの設定を修正してください。

プロシージャーを新規作成

  1. SVF Cloud Managerのicon_menu_procedure.pngプロシージャー]をクリックします。

  2. 新規作成]ボタンをクリックします。

    procedure_newProcedure.png
  3. 名前]に任意の値を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    Salesforceログイン画面が表示された場合は、ログイン情報を入力してログインします。

    procedure_newProcedure_procedureName.png

    注意

    名前]は後から変更できません。

    参考

    Apex クラスからプロシージャーを呼び出す時には、ここで指定したプロシージャーの[名前]を使用します。

  4. Salesforceオブジェクト]でSVFボタンを作成したオブジェクトを選択し、[SVFボタン]でSVFボタンを選択します。

    procedure_newProcedure_selectButton.png

    注意

    [Salesforceオブジェクト]と[SVFボタン]は、後で変更することはできません。

  5. アクション]で、帳票の出力方法を指定します。

    procedure_newProcedure_selectAction.png

    注意

    [アクション]は、後で変更することはできません。

    参考

    指定できる出力方法

    アクション]で指定できる出力方法は、[SVFボタン設定]-[SVFボタン情報]-[アクション]で有効になっている出力方法です。

    illust_procedureAction.png
  6. 完了]ボタンをクリックします。

パラメーターを設定

プロシージャーの実行に必要なパラメーターを設定します。

SVFボタンやアクションの設定に応じたパラメーターが、プロシージャーの新規作成時に既定値と共に自動的に設定されます。

ただし、ダイレクトプリントの場合は、「printer」パラメーターにプリンターIDを指定する必要があります。

  1. パラメーター編集]ボタンをクリックします。

    procedure_editParam.png
  2. パラメーターの項目を設定し、[追加]ボタンをクリックします。

    • 既定値

      Apex クラスから値が指定されなかった場合に使用する値を設定します。

      たとえば、「limit(レコードの上限件数を指定するパラメーター)」の既定値「1」は、Apex クラスから「limit」が指定されなかった場合に、意図せず大量のレコードのデータが出力されるのを防ぐための設定です。

    • クォーテーション

      パラメーターにクォーテーションを付加する場合に設定します。

    パラメーターの具体的な設定例は、「帳票を出力する」の各サンプルや、「プロシージャーのパラメーター」を参照してください。

    procedure_editParam_setting.png

    既存のパラメーターの情報を編集する場合は、該当のパラメーターを削除し、改めて設定します。

  3. [完了]ボタンをクリックすると、編集内容が保存されます。

クエリー条件を設定

Salesforceオブジェクトのどのレコードからデータを出力するのか、レコードの抽出条件を設定します。

[メインクエリー条件]は親オブジェクト(データソースとして指定したオブジェクト)、[サブクエリー条件]は明細オブジェクトに対する抽出条件です。[サブクエリー条件]は、SVFボタンに設定されている帳票レイアウトごとに設定できます。

  1. [クエリー条件編集]ボタンをクリックします。

    procedure_editQuery.png
  2. [メインクエリー条件]または[サブクエリー条件]の項目に、[パラメーター]で設定済みのパラメーター(「${<パラメーター名>}(たとえば「${id}」)」と指定)やSOQLなどを設定します。

    項目に設定した値は、プロシージャー実行時に発行されるSOQLの句に反映されます。発行されるSOQLは、[SOQLプレビュー]で確認できます。

    項目とSOQLの句の対応は、次のとおりです。

    設定項目

    SOQLの句

    フィルター

    WHERE 句

    ソート

    ORDER BY 句

    リミット *1

    LIMIT 句

    オフセット *1 *2

    OFFSET 句

    *1 メインクエリー条件の[リミット]と[オフセット]は、初期値から変更できません。

    *2 サブクエリー条件の[オフセット]の使用は、Salesforceのパイロット機能です。Salesforceのサポート対象外であることを考慮した上で、使用してください。

    procedure_editQuery_setting.png

    クエリー条件の具体的な設定例は、「帳票を出力する」の各サンプルを参照してください。

  3. 完了]ボタンをクリックすると、編集内容が保存されます。

プロシージャーの動作を確認

パラメーターの値を画面上で指定して、プロシージャーの動作を確認します(ポイントは消費されません)。

  1. 一覧から、動作を確認するプロシージャーを選択します。

  2. [実行]ボタンをクリックして、各パラメーターの値を指定します。

    procedure_run.png
  3. [実行]ボタンをクリックするとプロシージャーが実行され、帳票が出力されます。出力された帳票を確認し、必要に応じてプロシージャーの設定を修正してください。

プロシージャーをリリース

Sandbox環境でプロシージャーを作成した場合は、本番環境にリリースします。リリース先の環境には、SVFボタンがすでにリリースされている必要があります。

プロシージャーをリリースした後は、リリース先の環境でプロシージャーの動作を確認してください。

注意

リリース先の環境に、リリースするプロシージャーと同じ名前のプロシージャーが存在する場合は、リリースするデータで上書きされます。

  1. 一覧から、リリースするプロシージャーを選択します。

  2. リリース]ボタンをクリックします。リリース先の環境を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

    procedure_release.PNG