SVF Cloud WebAPIの場合
次の流れで、帳票レイアウトを作成します。
ここでは、次の帳票レイアウトを作成する例で説明します。


帳票レイアウトについて
すべてのセルに、使用するフォントとして「メイリオ」を指定しています。
日付を出力するセルに、書式設定の表示形式で「日付」を指定しています。
数量と金額を出力するセルに、次の書式設定をしています。
表示形式で「数値」を指定
[桁区切り ( , ) を使用する]を有効化
固定リストを使用するため、リストの出力範囲内で数量や金額を出力するすべてのセルに、上記の書式設定をしています。
明細行は、同じ高さに指定しています(固定リストの明細行は、すべて同じ高さである必要があるため)。
総合計のセルに、明細の合計金額を表示するための数式「=SUM(H10:H20)」を指定しています。
入力データについて
作成日, 取引先名, 商品名, 商品コード, バーコード, 画像, 単価, 数量, 金額 2022/01/31, A社, オレンジジュース, 1002, 123456781002, resource/imageFile/orange.png, 90, 30, 4800 2022/01/31, A社, 緑茶, 2006, 123456782006, resource/imageFile/tea.png, 70, 30, 2100 2022/01/31, A社, ソーダ, 3002, 123456783002, resource/imageFile/soda.png, 90, 30, 2700 2022/01/31, A社, コーヒー, 2001, 123456782001, resource/imageFile/cofee.png, 60, 80, 4800
各画像ファイルは、SVF Cloud Managerの[リソース]画面から、「imageFile」フォルダーにアップロードしてあります。
フィールドを配置する
データを出力するすべてのセルに、フィールドを配置します。

データを出力するセルを選択します。
セルにフィールドを挿入するために、出力するデータの種類のボタン(ここでは[テキスト]ボタン)をクリックします。
参考
すでにフィールドが存在する場合は、新しいフィールドで上書きされます。
なお、フィールド間で共通の要素(name属性など)は保持されます。
フィールドの属性を編集するために、[編集]ボタンをクリックします。
フィールドの属性を指定します。指定できる属性は、フィールドの種類によって異なります。
[名前](name属性)は、必須指定の属性です。ここで指定した値が、フィールド名になります。
参考
入力データのCSVファイルの項目行では、フィールド名を指定します。
[OK]ボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
リストを作成する
明細を出力するエリアに、固定リストを作成します。

明細を出力する範囲を選択します。
リストを作成するために、[リスト]ボタンをクリックします。
[固定リスト]を選択します。
リストの範囲を指定するダイアログが表示されます。
ダイアログに、選択した範囲が表示されていることを確認します。テキストボックス内の値を修正すると、セルの範囲を修正できます。
[OK]ボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
選択した範囲内の一番左上のセルに、リストのタグが追加されます。セルに、すでにフィールドが存在する場合には、既存のフィールドの前に追加されます。
<List name="SVFCloud_List_1" extend="false" onOverflow="error" recordRows="1" /><Field name="商品名" type="text" value="" sortKey="0" sortOrder="ascending" />
また、リストのname属性の値と範囲は、Excelの「名前」にも登録されます。
参考
リストを削除する
リストを削除するためには、次の2つの作業が必要です。
セルから、リストのタグを削除
[名前の管理]ダイアログで、登録済みの名前を削除
エラーをチェックする
帳票レイアウトの設計に、エラーがないかをチェックします。
同じ名前のフィールドがシート内に複数存在している場合や、属性の指定に不整合がある場合などに、エラーとして報告されます。

[エラーチェック]ボタンをクリックします。
[エラーチェック]ダイアログが表示されます。
エラーチェックを実行するために、[実行]ボタンをクリックします。
エラーが見つかった場合は、対象のセルとエラーの内容が表示されます。
エラーが見つからなかった場合は、ダイアログには何も表示されません。手順4に進んでください。
参考
「value属性が設定されていません。」というエラーは、無視して問題ありません(SVF Cloud WebAPIでは、value属性を使用しないため)。
エラーをクリックすると、エラー原因のセルにフォーカスが移動します。エラー内容に応じて、フィールドの属性などを修正します。
[閉じる]ボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
帳票レイアウトをアップロードする
作成した帳票レイアウトを、SVF Cloud Managerからアップロードします。アップロードの方法は、SVF Cloud Managerの『SVF Cloud 管理ガイド』の「Microsoft Excelで帳票レイアウトを作成したい」を参照してください。