PDFファイルをXML様式ファイルとしてインポートする
PDFコンバーターの機能を使って既存のPDFファイルをインポートすると、XML様式ファイルに変換できます。
なお、PDFファイルから抽出した画像ファイルは、XML様式ファイルとは別のフォルダーに格納されます。

注意
暗号化されたPDFファイルはサポート対象外です。
インポート元ファイルと比べて、レイアウトが崩れる場合があります。
文字、罫線、イメージでも、条件によっては取り込まれないことがあります。
事前条件
インポート対象のPDFファイルがSVF Cloud上にあること
SVF Cloud上にない場合は、SVF Cloud Managerの
[リソース]画面で、workフォルダーにアップロードします。
手順
[ファイル]-[インポート]-[PDFファイルから]を選択して、ファイル選択ダイアログを表示します。
PDFファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
[PDFインポート]ダイアログが表示されます。
参考
インポートするPDFファイルの用紙サイズが、定形用紙サイズ(はがき、A5、A4、A3、B5、B4、レター)以外の場合は、フリーサイズとして読み込みます。
PDFファイルに用紙サイズの異なるページが含まれていた場合は、1ページ目の用紙サイズ情報をすべてのページに適用します。
変換先フォームの解像度は400dpi固定です。
[PDFインポート]ダイアログで、インポートに関する設定をします。
設定項目
説明
出力先
PDFファイルから変換されたXML様式ファイルと画像の出力先を指定します。
様式ファイル
XML様式ファイルの出力先のフォルダーとファイル名を指定します。出力先のフォルダーは、formフォルダー配下で指定します。
画像ファイル
PDFファイルから抽出した画像ファイルの出力先のフォルダーを、otherフォルダー配下で指定します。
画像ファイルの名前は、「<様式ファイルのファイル名>-<ページ番号>-<画像の連番>.png」になります(例:受領書-1-1.png)。
変換モード
変換の仕方を指定します。
定形
PDFファイルの帳票イメージをそのままフォームに変換します。
連写
宛名シールや名刺一覧のような帳票イメージから、繰り返しデータのパターンを認識し、連写機能を使ったフォームへ変換します。
サブフォーム
売上伝票や請求書などのような表組みを使った帳票イメージからパターン認識をして、サブフォーム機能を使ったフォームへ変換します。
繰り返し
固定の枠内で、複数の項目が同じレイアウトを保ったまま複数行にわたって繰り返し表示されるような帳票イメージから、繰り返し機能を使ったフォームへ変換します。
インポートするページ
PDFファイルのどのページをインポートするかを選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
操作結果
PDFコンバーターにより、PDFファイルから変換されたXML様式ファイルが作成され、そのXML様式ファイルをフォームデザイナーで開いて表示します。

インポート元PDFファイルにパスワードが設定されているために、PDFファイルの読み込みに失敗した場合や、変換処理後にXML様式ファイルの書き込みに失敗したなどの場合には、次のような[ログ]ダイアログが表示されます。

操作後に必要な作業
フィールドや固定文字が意図どおりに変換されなかった場合、[編集]-[アイテム変換]からアイテムの種類を変更する