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バーコードのプロパティ([基本設定]タブ)

プロパティは[プロパティエディター]で設定します。バーコードのプロパティは[基本設定]、[レポートライター]、[綴り設定]に分類され、タブごとにまとめられています。

ここでは、バーコードのプロパティのうち、[基本設定]タブについて説明します。

参考

色を設定する欄では、[設定]-[パレットカラー設定]でパレットカラーとして登録されている色を選択できます。

[基本設定]タブの設定項目

プロパティ

説明

名前

バーコード名を入力します。デフォルトでは自動的に「Barcode1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字と下線記号(_)が使えます。名前の先頭文字に数字は使用しないでください。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。

X(dot)

バーコードの左上隅のX座標を指定します。

Y(dot)

バーコードの左上隅のY座標を指定します。

sxd10_i111.png

コメント

バーコードに対するコメントを入力します。

幅(dot)

横の長さをドット単位で指定します。

高さ(dot)

縦の長さをドット単位で指定します。

バーコード種類

印刷するバーコード種類を選択します。

制限

  • CODE128」では送るデータの先頭には文字「>」を使うことはできません。

  • JAN標準」ならびに「JAN短縮」では、実際には送ったデータ長によって出力されるバーコード種類が、次のように変化する仕様になっています。

    • データ長6 Arrow_B_R.gif UPC-E

      ヒューマン文字にのみナンバーシステムキャラクターとして付加される

    • データ長7Arrow_B_R.gifJAN短縮

    • データ長10Arrow_B_R.gifUPC-A

      0~9がナンバーシステムキャラクターとして付加される

    • データ長11Arrow_B_R.gifUPC-A

      渡されたデータの先頭をナンバーシステムキャラクターとする

    • データ長12Arrow_B_R.gifJAN標準

  • ドットプリンターは解像度が低いため、バーコードの読み取りレベルが低くなります。実際に読み取りできるかどうかを実機で確認した上で使用を判断してください。

  • 郵便番号(カスタマーバーコード)は、ドットプリンターでは出力できません。

  • NW7

    実際のデータ長にスタート/ストップキャラクター(a~d)の2桁をたした桁を[桁数]に設定します。

    sxd10_i390.png

    使用可能データは、0~9、記号(-、$、:、/、.、+)です。

    スタート/ストップキャラクターとして'a'が自動で付加されますが、「NW7」のチェックディジットの付加は任意です。SVF Cloud X-Designer側では、自動で付加しません。

    セットされるデータに、'a'~'d'などのスタート/ストップキャラクターがあらかじめ付加されている場合は、自動では付加しません。

  • CODE39

    実際のデータ長にスタート/ストップキャラクター(*)の2桁をたした桁数を[桁数]に設定します。

    sxd10_i391.png

    スタート/ストップキャラクターは自動で付加されます。使用可能データは、英大文字と数字と7種の記号(-、スペース、.、$、/、+、%)です。

  • CODE39チェック付き

    実際のデータ長にスタート/ストップキャラクター(*)の2桁とチェック文字の桁をたした桁数を[桁数]に設定します。

    sxd10_i392.png

    チェックディジットは、モジュラス43を使用します。

    使用可能データは、英大文字と数字と7種の記号(-、スペース、.、$、/、+、%)です。

    チェックディジットとスタート/ストップキャラクターは自動で付加されます。

  • JAN標準

    13桁で設計されます。データ長12桁のデータを送ります。使用可能データは0~9です。

    sxd10_i393.png

    チェックディジットはモジュラス10ウェイト3を使用します。

    チェックディジットは自動で付加されます。チェックディジットを含めた13桁のデータも送信したい場合は、SVF Cloud Managerの[印刷設定]-[バーコード]-[データ長チェック]を「しない」に設定してください。

  • JAN短縮

    8桁で設計されます。データ長7桁のデータを送ります。使用可能データは0~9です。

    sxd10_i394.png

    チェックディジットはモジュラス10ウェイト3を使用します。

    チェックディジットは自動で付加されます。チェックディジットを含めた8桁のデータも送信したい場合は、SVF Cloud Managerの[印刷設定]-[バーコード]-[データ長チェック]を「しない」に設定してください。

  • ITF

    2桁以上の任意の桁数で設計します。使用可能データは0~9です。桁数は、2ずつ増減されます。

    sxd10_i395.png

    チェックディジットは自動で付加されません。チェックディジットを含めたデータを送る必要があります。また、送ったデータが奇数桁の場合は先頭に0が自動で付加されます。

  • CODE128

    スタート/ストップコードとチェックディジットの計3桁を含めない任意の桁数で設計します。使用可能データは、コードセットBとCで表せる文字です。

    sxd10_i405.png

    送ったデータはエンコードされ、スタート/ストップコード、コードセット切り替えコード、チェックディジットが自動で付加されます。チェックディジットはモジュラス103を使用します。

  • 郵便番号(日本郵便のカスタマーバーコード)

    23桁で設計されます。郵便番号と番地データで構成されます。

    スタートコード(1桁) + 郵便番号(7桁) + 住所表示番号(13桁) + チェックディジット (1桁) + ストップコード(1桁)

    sxd10_i396.png

    データは、郵便番号(7桁)と住所表示番号(13桁)を送ります。郵便番号部分にハイフンがある場合は自動で除去されます。たとえば、「150-0002 渋谷区渋谷2-15-1」の場合は、次のどの形式で送っても出力結果は同じです。

    sxd10_i397.png

    ハイフン除去後のデータ長が20桁を超えた場合は切り捨てられます。20桁に満たない場合は、自動的にCC4(チェックコード)を埋め込みます。スタート/ストップコードとチェックディジットは自動で付加されます。

  • CVS-EAN128

    44桁で設計されます。

    sxd10_i398.png

    データ長43桁または44桁のデータを送ります。43桁の場合はチェックディジットが自動で付加されます。チェックディジットの算出方法は、モジュラス10ウェイト3です。コンビニバーコードは先頭が"91"で始まる数値のみのデータを送ります。

  • 雑誌バーコード(JAN13+アドオン)

    18桁固定で設計されます。雑誌バーコードは、JAN13桁+UPCのアドオンコード5桁(価格を表示)で構成されます。

    sxd10_i399.png

    13桁目のチェックディジットを含まない、データ長17桁のデータを送ります。チェックディジットを含めた18桁のデータも送信したい場合は、SVF Cloud Managerの[印刷設定]-[バーコード]-[データ長チェック]を「しない」に設定してください。

  • EAN128

    スタート/ストップコード、チェックディジット、スタートコード直後のFNC1の計4桁を含めない任意の桁数で設計します。

    sxd10_i400.png

    そのほかは基本的にはCODE128と同じですが、以下が異なります。

    • スタートコード直後にFNC1が自動で付加されます。

    • FNC1は「>F」として送ることが可能です(FNC1は可変長のAIデータの終了コードなどで使われます)。

    • 文字コード「>」は「>J」として送る必要があります。

桁数

印字する桁数を指定します。バーコード種類によって、桁数は異なります。

バーコード種類]で「JAN標準」「JAN短縮」「郵便番号」「CVS-EAN128」「雑誌バーコード」を指定した場合は、各々固定の桁数が表示されます。それ以外は任意です。

ポイント

郵便番号」の場合のみ、ポイントを8.0~11.5の範囲で指定します。

ヒューマン文字印字

バーコードの下にヒューマン文字を出力するかを指定します。

ドットプリンターではヒューマン文字は出力できません。

オンにした場合は、ヒューマン文字を出力します。バーコードの下にバーコードに送ったデータの内容(文字)が印刷されます。

オフにした場合は、ヒューマン文字は出力せずにバーコードのみ出力します。

バーコード幅

印刷実行時のデータ長が設計時の桁数と異なる場合の印刷方法を指定します。

  • 環境設定の設定

    SVF Cloud Managerの[印刷設定]-[バーコード]-[設計桁数とデータ長が異なる場合の印字]の設定内容に従います。

  • 設計幅

    設計時のバーコード幅になるべく近くなるように算出して印刷します。バーの密度は送られてくるデータ長によって変わります。

  • 桁数幅

    設計時のバー密度で印刷します。送られてくるデータ長によってバーコード幅が変わります。

方向

バーコードの印刷方向を指定します。

  • バーコードを横方向に印刷します。

  • バーコードを縦方向に印刷します。SVF Cloud Managerの[印刷設定]-[バーコード]-[縦書き文字の方向]で描画方向を変更できます。

計算式編集式

他のフィールドの値を参照する場合などに設定します。

属性式

属性式を設定します。

検索フィールドとして使用する

SPAで検索フィールドとして使用するかどうかを指定します。

オンにすると、SVF for PDFで出力するPDFファイルに検索フィールドの情報が付与されます。付与された情報は、SPAでは検索条件や仕分け条件として使用します。詳細は、SPAの製品マニュアルを参照してください。

注意

  • バーコードの[マスク]がオンの場合は設定できません。

  • バーコードの[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。

検索フィールド名

検索フィールドとして使用する]がオンの場合、検索フィールド名を指定します。

初期値は、バーコードの[名前]と同じ名前が設定されます。

英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。検索フィールド名の先頭文字に数字は使用しないでください。数字が10バイト以上連続する名前は付けられません。入力できる名前の長さは[動作設定]での設定により異なります。

注意

  • バーコードの[マスク]がオンの場合は設定できません。

  • バーコードの[マスク]を変更した場合、設定はクリアされます。

エレメントサイズ調整

バーコード種類ごとに、個別のエレメントサイズを変更できます。

エレメントサイズ調整]ダイアログで[有効にする]をオンにすると数値を変更できます。変更した値を有効にするには、[有効にする]がオンの状態で、[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

すでに設定してあるエレメントサイズの値を削除するには、[エレメントサイズ調整]ダイアログで[有効にする]がオフの状態で、[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

エレメントサイズ調整]ダイアログ([バーコード種類]が[NW7]の場合)

sxd10_i402.png

参考

  • エレメントサイズ設定後にバーコード種類を変更した場合は、エレメントの種類([細バー]や[ギャップ]など)が変更後も同じときのみ設定を引き継ぎます。

  • 複数種類のバーコード(NW7JAN標準など)をまとめて選択してエレメントサイズを変更する場合は、そのとき選択している種類と共通のバーコード種類のエレメントサイズのみ変更されます。

  • バーコードの種類ごとにエレメントサイズを調整する場合は、[補助]-[バーコードオプション]で指定できます。

  • エレメントサイズ調整]と[バーコードオプション]の両方で設定されている場合は、[エレメントサイズ調整]の値が優先されます。

マスク

バーコードにマスクを指定すると、バーコードのデータが印字されません。

オンにした場合は、マスクを設定します。

オフにした場合は、マスクを設定しません。

関連項目