Skip to main content

4-6-12 印字しない範囲(ページマスク)を設定する

受領書に金額を印字したくない場合など、特定のページに対して、印字しないデータ領域を指定したい場合があります。この場合は、[マスク]機能を使用して、印字しない領域を指定します。このようなデータ領域を印刷しないための領域をページ上で作成するためのマスクを「ページマスク」と呼びます。

参考

ページマスクは、複数の綴りページがある帳票で、1ページと3ページには印字するが2ページには印字しないなど、ページ単位で印字しない範囲を指定する場合に使用します。

計算の元データとなるフィールドや、キーブレイクのために使用するフィールドなどを非表示にしたい場合は、プロパティの[マスク]欄のチェックを付ける「フィールドマスク」を使用することも可能です。

制限

  • ページマスクはフィールド以外のアイテムには有効となりません。

  • 連写内のフィールドに対してはページマスクは利用できません。

    連写内のフィールドを印字しないようにするには、フィールドアイテムのプロパティで[マスク]のチェックをオンにして、「フィールドマスク」を利用するか、属性式の「VISIBLE」を利用してください。

ページマスクの設定は、次の手順で行います。

  1. ページを指定します。

    共通]ページでは、ページマスクは配置できません。

  2. ツールボックスの[マスクの作成]ボタンswd92_icon_62.pngをクリックし、フォームエディター上の任意の位置にマウスカーソルを移動します。

    マウスカーソルがswd92_icon_63.pngに変わります。

  3. 印字しない領域を、矩形を描くようにして指定します。

    ページマスクが設定されます。

  4. プロパティエディターで、配置したページマスクのプロパティの各種項目を設定します。

マスクのプロパティを設定する

マスクのプロパティ設定をします。プロパティは[基本設定]、[綴り設定]に分類されています。

swd92user_p225.png

マスクのプロパティ

共通設定

項目

説明

名前

名称を入力します。デフォルトでは「Mask1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字と下線記号(_)が使えます。名前の長さは最大30バイトとなります。名前の先頭文字に数字は使用しないでください。

基本設定

項目

説明

始点X(dot)

マスクの左上隅のX座標を指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

始点Y(dot)

マスクの左上隅のY座標を指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

終点X(dot)

マスクの右下隅のX座標を指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

終点Y(dot)

マスクの右下隅のY座標を指定します。

swd92_3-6-2_022.pngボタンをクリックすることでも数値を変更できます。

綴り設定

項目

説明

n印字ページ選択

(nは任意の数字)

印字する対象ページの設定項目が表示されますので、印字するページのチェックを付けます。