4-6-12 印字しない範囲(ページマスク)を設定する
受領書に金額を印字したくない場合など、特定のページに対して、印字しないデータ領域を指定したい場合があります。この場合は、[マスク]機能を使用して、印字しない領域を指定します。このようなデータ領域を印刷しないための領域をページ上で作成するためのマスクを「ページマスク」と呼びます。
参考
ページマスクは、複数の綴りページがある帳票で、1ページと3ページには印字するが2ページには印字しないなど、ページ単位で印字しない範囲を指定する場合に使用します。
計算の元データとなるフィールドや、キーブレイクのために使用するフィールドなどを非表示にしたい場合は、プロパティの[マスク]欄のチェックを付ける「フィールドマスク」を使用することも可能です。
制限
ページマスクはフィールド以外のアイテムには有効となりません。
連写内のフィールドに対してはページマスクは利用できません。
連写内のフィールドを印字しないようにするには、フィールドアイテムのプロパティで[マスク]のチェックをオンにして、「フィールドマスク」を利用するか、属性式の「VISIBLE」を利用してください。
ページマスクの設定は、次の手順で行います。
ページを指定します。
[共通]ページでは、ページマスクは配置できません。
ツールボックスの[マスクの作成]ボタン
をクリックし、フォームエディター上の任意の位置にマウスカーソルを移動します。
マウスカーソルが
に変わります。
印字しない領域を、矩形を描くようにして指定します。
ページマスクが設定されます。
プロパティエディターで、配置したページマスクのプロパティの各種項目を設定します。
マスクのプロパティを設定する
マスクのプロパティ設定をします。プロパティは[基本設定]、[綴り設定]に分類されています。

マスクのプロパティ
共通設定
項目 | 説明 |
---|---|
名前 | 名称を入力します。デフォルトでは「Mask1」から連番で指定されます。英数、カナ、漢字と下線記号(_)が使えます。名前の長さは最大30バイトとなります。名前の先頭文字に数字は使用しないでください。 |
基本設定
項目 | 説明 |
---|---|
始点X(dot) | マスクの左上隅のX座標を指定します。
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始点Y(dot) | マスクの左上隅のY座標を指定します。
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終点X(dot) | マスクの右下隅のX座標を指定します。
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終点Y(dot) | マスクの右下隅のY座標を指定します。
|
綴り設定
項目 | 説明 |
---|---|
n印字ページ選択 (nは任意の数字) | 印字する対象ページの設定項目が表示されますので、印字するページのチェックを付けます。 |