4-5-5 アイテムを異なる種類に変換する
SVF Cloud Designerでは選択したアイテムを異なる種類のアイテムに変換したり、固定文字を結合できます。
変換できるアイテムについては次のとおりです。
フィールドを固定文字に変換する。
固定文字をフィールドに変換する。
罫線(直線4本)を矩形に変換する。(4本の直線が矩形の各辺となります。)
固定文字を結合する。
フィールドを固定文字に変換する
フィールドを固定文字に変換する手順は、次のとおりです。
変換対象のフィールドを選択します。
[アイテム]ボタン
をクリックして表示される[アイテム]ウィンドウの[アイテム変換]ボタン
をクリックし、[フィールドを固定文字に変換]ボタン
をクリックします。
フィールドが固定文字に変換されます。
フィールドから変換された固定文字
参考
フィールドを含む複数アイテムを選択し、[フィールドを固定文字に変換]ボタン
をクリックした場合は、フィールドのみ固定文字に変換されます。
変換された固定文字のアイテム名は「Text[最終番号]」になります。
フィールドから固定文字に変換された場合は、フィールドのプロパティ値が固定文字のプロパティ値に引き継がれます。引き継がれるプロパティは次のとおりです。
下記表以外のプロパティ値は[アイテム既定値設定]で設定した固定文字の既定値が反映されます。帳票定義のアイテム既定値設定については、「4-3-2 アイテムの既定値を設定する」を参照してください。
変換前(フィールド)のプロパティ
変換後(固定文字)のプロパティ
備考
[グラフィックモード]
[グラフィックモード]
[X(dot)]
[X(dot)]
[Y(dot)]
[Y(dot)]
[印字桁数]
[文字列]
印字桁数分の「X」を[文字列]に設定
[フィールド・タイプ]が[全角]の場合は、全角の「X」を、[半角]の場合は半角の「X」を設定
[ピッチ(dot)]
[ピッチ(dot)]
[固定ピッチ]
[固定ピッチ]
[全角フォント]
[全角フォント]
[半角フォント]
[半角フォント]
[文字サイズ]
[文字サイズ]
[縦倍率]
[縦倍率]
[横倍率]
[横倍率]
[文字の方向]
[文字の方向]
[回転角度]
[回転角度]
[ボールド]
[ボールド]
[イタリック]
[イタリック]
[アウトライン]
[アウトライン]
[白文字]
[白文字]
[シャドウ]
[シャドウ]
[アウトラインの線幅(dot)]
[アウトラインの線幅(dot)]
[マスク・イメージ]
[マスク・イメージ]
[グラデーションを使用]
[グラデーションを使用]
[グラデーション開始色]
[グラデーション開始色]
[グラデーション終了色]
[グラデーション終了色]
[グラデーション区分]
[グラデーション区分]
[共通]
[共通]
[n印字ページ選択]
[n印字ページ選択]
[nページ目の色]
[nページ目の色]
固定文字をフィールドに変換する
固定文字をフィールドに変換する手順は、次のとおりです。
変換対象の固定文字を選択します。
[アイテム]ウィンドウの[アイテム変換]ボタン
をクリックし、[固定文字をフィールドに変換]ボタン
をクリックします。
固定文字がフィールドに変換されます。
固定文字から変換されたフィールド
参考
固定文字を含む複数アイテムを選択し、[固定文字をフィールドに変換]ボタン
をクリックした場合は、固定文字のみフィールドに変換されます。
変換されたフィールドのアイテム名は「Field[最終番号]」になります。
固定文字からフィールドに変換された場合は、固定文字のプロパティ値がフィールドのプロパティ値に引き継がれます。引き継がれるプロパティは次のとおりです。
下記表以外のプロパティ値は[アイテム既定値設定]で設定したフィールドの既定値が反映されます。帳票定義のアイテム既定値設定については、「4-3-2 アイテムの既定値を設定する」を参照してください。
変換前(固定文字)のプロパティ
変換後(フィールド)のプロパティ
備考
[グラフィックモード]
[グラフィックモード]
[X(dot)]
[X(dot)]
[Y(dot)]
[Y(dot)]
[文字列]
[印字桁数]
文字列がすべて全角文字の場合のみ、[フィールド・タイプ]に[全角]を設定
[ピッチ(dot)]
[ピッチ(dot)]
[固定ピッチ]
[固定ピッチ]
[全角フォント]
[全角フォント]
[半角フォント]
[半角フォント]
[文字サイズ]
[文字サイズ]
[縦倍率]
[縦倍率]
[横倍率]
[横倍率]
[文字の方向]
[文字の方向]
[回転角度]
[回転角度]
[ボールド]
[ボールド]
[イタリック]
[イタリック]
[アウトライン]
[アウトライン]
[白文字]
[白文字]
[シャドウ]
[シャドウ]
[アウトラインの線幅(dot)]
[アウトラインの線幅(dot)]
[マスク・イメージ]
[マスク・イメージ]
[グラデーションを使用]
[グラデーションを使用]
[グラデーション開始色]
[グラデーション開始色]
[グラデーション終了色]
[グラデーション終了色]
[グラデーション区分]
[グラデーション区分]
[共通]
[共通]
[n印字ページ選択]
[n印字ページ選択]
[nページ目の色]
[nページ目の色]
罫線を矩形に変換する
直線の四辺を合成して1つの矩形に変換する手順は、次のとおりです。

直線の四辺を合成して矩形に変換
制限
矩形に変換する場合は、四辺すべての直線が垂直、または水平である必要があります。斜線が1つでも含まれていると変換できません。
矩形に変換する場合は、四辺すべての直線が同一階層である必要があります。異なる階層の直線が含まれていると変換できません。
繰り返しの対象アイテムは変換できません。
Shiftキーを押しながら、各辺となる4つの直線を選択します。
[アイテム]ウィンドウの[アイテム変換]ボタン
をクリックし、[罫線を矩形に変換]ボタン
をクリックします。
選択した直線が矩形に変換されます。
参考
変換された矩形のアイテム名は「Box[最終番号]」になります。
変換された矩形のプロパティには、[アイテム既定値設定]で設定した矩形の既定値が反映されます。
帳票定義のアイテム既定値設定については、「4-3-2 アイテムの既定値を設定する」を参照してください。
異なるレイヤーに配置された直線を矩形に変換した場合は、変換された矩形アイテムはレイヤーリストでアクティブになっているレイヤーに配置されます。
異なる綴りページに配置された直線を矩形に変換した場合は、変換された矩形アイテムは編集中の綴りページに配置されます。
変換前(左) 変換後(右)
固定文字を結合する
複数の固定文字を結合する手順は、次のとおりです。本機能は、Service Pack 1で対応しています。
結合する固定文字を選択します。
複数の固定文字を選択
[アイテム]ウィンドウの[アイテム変換]ボタン
をクリックし、[固定文字を結合]ボタン
をクリックします。
[固定文字を結合]ボタン
をクリック
固定文字が結合されます。
結合された固定文字
制限
固定文字が2つ以上選択されている必要があります。
ロック状態の固定文字は結合できません。
繰り返しに含まれている固定文字は結合できません。
文字数の合計が1000文字を超えた場合は結合できません。
結合のルール
結合のルールは次のとおりです。
結合順はアイテムの選択順です。範囲選択の場合は描画順です。
先頭の固定文字の文字列に文字を結合し対象アイテムの範囲でピッチを自動計算します。
プロパティは先頭の固定文字の設定に従います。
先頭のアイテムは結合後のアイテムとして更新され、その他のアイテムは削除されます。
参考
ピッチ計算時にマイナスになる場合はグラフィックアイテムであっても最低値を「0」として文字が重ならないように結合します。
原点位置は先頭アイテムが対象ですが、先頭アイテムが左上(位置的に先頭)でない場合は先頭アイテムを原点としてアイテムを作成します。
タイ語の様式ファイルでは、半角フォントが「クーリエ」「OCRB」の場合にのみピッチを計算します。
異なるフォントが設定されているアイテムを結合したときは、全体のサイズに合うようにピッチ計算が正しく行われない場合があります。