7-6 Report Director Enterpriseに関する関数
Universal Connect/Xで指定可能な、RDEに関する関数およびその指定方法について説明します。これらの関数はRDEと連携する場合に使用でき、一部の関数を除き1スプール文書あたり一度実行します。
各引数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』の「3-9 Report Director Enterprise使用時の関数」を参照してください。
注意
SVF Cloudで出力する場合は、Report Director Enterpriseと連携できません。
関数名 | 機能 | SVF Cloud連携時の使用可否 |
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コンピューター名の指定 | ||
出力プリンター名の指定 | ||
ユーザー定義カラムへのデータ登録 | ||
スプール文書の印刷停止(*1) | ||
部単位印刷指定(*1) | ||
データの受け渡し方法(*1) | ||
有効日数の指定(*1) | ||
再印刷様式名の指定(*1) | ||
印刷可能なプリンター機種を指定(*1) | ||
印刷実行時、印刷ページ範囲指定により部分ページ指定が可能かどうかを設定(*1) | ||
スプールされた文書がビュー可能かどうかを指定(*1) | ||
優先順位の指定 | ||
文書のスプール後、即時印刷するプリンターグループ名を指定します。 | ||
印刷先のプリンターグループ名を指定してスプールします。スプールは行いますが印刷せずに停止します。 |
*1 複数のVrSetDocAttribute関数を併用して指定する場合は、カンマ区切りで指定します。
VrSetDocAttribute=ReprintForm=ReprintForm1,ValidDays=1
VrSetComputer
機能 | コンピューター名の指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | スプール元のコンピューター名を指定します。 |
使用例 |
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VrSetOutputPrinter
機能 | 出力プリンター名の指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | 自動印刷先のプリンター名を指定します。RDE環境設定画面の[プリンター]タブで登録されているプリンター名を指定します。出力プリンター名は複数指定できます。 |
使用例 |
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VrSetUserColumn
機能 | ユーザー定義カラムへのデータ登録 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | 動作設定の[文書カラム]で設定した[項目名]と[値]を変更する場合に使用し、RDE環境設定[カラム設定]のユーザー定義カラムにデータを登録します。複数回の指定が可能で、データファイル内で指定された[項目名]と[値]を蓄積しデータを登録します。1つの[項目名]に対して複数の[値]を指定しないでください。 XMLで複数回コマンドを指定する場合は、usercolumn=の後に、コマンド引数を制御文字「|」で区切って指定します。 例 2. 例 <document usercolumn="DEFINITION1,配布先1|DEFINITION2,配布先2|DEFINITION3,配布先3"> |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=Stop=?
機能 | スプール文書の印刷停止 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | スプール文書の印刷処理を停止します。自動印刷と併用時にのみ有効です。 |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=CopiesCollate=?
機能 | 部単位印刷指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | 部単位での印刷を指定します。自動印刷と併用時にのみ有効です。 |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=AutoPrintMode=?
機能 | データの受け渡し方法 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | スプールデータを受け取りながらSVF実行部を実行してデータ生成をするか、スプールデータをすべて受け取り終えてから、SVF実行部を実行してデータ生成するかを指定します。スプールデータを受け取り終えてからSVF実行部を実行すると、総ページ数のカウントができます。これにより 総ページ数の出力、部単位での印刷ができます。自動印刷と併用する際にのみ設定が有効です。 VrSetDocAttribute=AutoPrintMode=0を指定している文書でも、RDEユーティリティから手動で印刷(再印刷)すると「総ページ数」が出力されます。 |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=ValidDays=?
機能 | 有効日数の指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | スプール時に文書の有効日数を指定します。指定された日数を過ぎたスプール文書は自動的に削除されます。 スプール時に有効日数を指定した文書は、定期処理またはコマンドでは削除されません。
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使用例 | スプール後、1日を過ぎた文書を自動的に削除する場合は、次のように設定します。
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VrSetDocAttribute=ReprintForm=?
機能 | 再印刷様式名の指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | スプール時に文書ごとの再印刷様式を指定します。 再印刷用のXML様式ファイルは、XML様式ファイル(ビットマップを含む)の実体ファイルを指定のディレクトリに、指定の拡張子で置いておく必要があります。 %FIT_PRODUCTS_BASE%¥rdjava¥rdinfo¥reportdirector.properties内の値で、指定ディレクトリおよび拡張子を変更します。 BannerFile.Dir=C:\SVFJP\rdjava\rdinfo\reprint ReprintFormFile.FileName=*.xml ReprintFormFile.Encoding=MS932 文書に指定された再印刷様式ファイルが存在しない場合は、再印刷でなくても「異常終了」と処理されます。大文字小文字も区別します。 |
使用例 | 再印刷時に、XML様式ファイル「reprintform1」を文書にマージして出力する場合は、次のように設定します。
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VrSetDocAttribute=EnablePrinterKind=xxx
機能 | 印刷可能なプリンター機種を指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | Report Director Enterpriseにスプールする文書の印刷が可能なプリンター機種を指定します。 指定可能なプリンター機種の詳細は、『Report Director Enterpriseユーザーズマニュアル』の「6-1-5 プリンター管理コマンド」を参照してください。 |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=EnablePrintPageRange=n
機能 | 印刷実行時、印刷ページ範囲指定により部分ページ指定が可能かどうかを設定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | Report Director Enterpriseユーティリティから印刷実行時、印刷ページ範囲指定により部分ページ指定可能かどうかを設定します。 |
使用例 |
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VrSetDocAttribute=EnableView=n
機能 | スプールされた文書がビュー可能かどうかを指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | Report Director Enterpriseユーティリティでスプール文書をビュー可能とするかどうかを設定します。 |
使用例 |
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VrSetPrintPriority
機能 | 優先順位の指定 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | 印刷文書ごとに優先順位を付けます。 優先順位はスプール時に設定し、優先順位が高いものから順番に印刷されます。 |
使用例 |
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VrSetOutputVPrinter
機能 | 文書のスプール後、即時印刷するプリンターグループ名を指定します。 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | RDEに文書をスプール後、即時印刷するプリンターグループ名(RDE上で登録したプリンターグループ名)を指定します。 プリンターグループに登録されたプリンターで自動印刷する場合に使用します。VrSetOutputPrinter APIとVrSetOutputVPrinter2 API との併用はできません。 |
使用例 |
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VrSetOutputVPrinter2
機能 | 印刷先のプリンターグループ名を指定してスプールします。スプールは行いますが印刷せずに停止します。 |
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関数 |
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引数 |
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説明 | 印刷するプリンターグループ名(RDE上で登録したプリンターグループ名)を指定し、RDEに文書をスプールします。 スプール完了後は印刷せずに停止します。 ユーティリティから印刷ダイアログを開くと、プリンターグループが選択された状態になるため、印刷先を選択する必要がありません。 存在しないプリンターグループを指定した場合は、スプール時にエラーになりません。 VrSetOutputPrinter APIとVrSetOutputVPrinter API との併用はできません。 |
使用例 |
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