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7-4 PDFファイルに関する関数

Universal Connect/Xで指定可能な、PDFファイルに関する関数と、その指定方法について説明します。これらの関数は、SVF for PDFと連携する場合に使用できます。

各引数の詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』の「3-4 SVF for PDFのみで使用できる関数」を参照してください。

注意

PDFファイルに関する関数を利用する場合は、事前に「PdfSecurityFlg(CSV)、pdfsecurityflg(XML)」でPDFセキュリティオプションを有効にするか、動作設定で「PDFオプション」-[PDFオプションを有効にする]にチェックを付けてください。

関数名

機能

SVF Cloud連携時の使用可否

PdfSecurityFlg

PDFセキュリティオプションの指定

12517642_12518003.png

PdfUserPswdFlg

PDFファイルの文書を開くパスワード使用の指定

12517642_12518003.png

PdfSecuPswdFlg

PDFファイルの権限パスワード使用の指定

12517642_12518003.png

PdfUserPswd

PDFファイルの文書を開くパスワードの指定

12517642_12518003.png

PdfUserPswdFld

PDFファイルの文書を開くパスワードのフィールド指定

12517642_12518003.png

PdfSecuPswd

PDFファイルの権限パスワードの指定

12517642_12518003.png

PdfSecuPswdFld

PDFファイルの権限パスワードのフィールド指定

12517642_12518003.png

PdfSecuLevel

PDFファイルセキュリティ暗号化レベルの指定

12517642_12518003.png

PdfAccess

PDFファイルのアクセシビリティの指定

12517642_12518003.png

PdfCopy

PDFファイルの内容コピーの指定

12517642_12518003.png

PdfModify

PDFファイルの変更許可の指定

12517642_12518003.png

PdfPrint

PDFファイルの印刷許可の指定

12517642_12518003.png

PdfPerm1

PDFファイルの印刷禁止の指定

12517642_12518003.png

PdfPerm2

PDFファイルの文書変更禁止の指定

12517642_12518003.png

PdfPerm3

PDFファイルの内容コピー、アクセシビリティ禁止の指定

12517642_12518003.png

PdfPerm4

PDFファイルの注釈、フィールド変更禁止の指定

12517642_12518003.png

VrPdfUtil

PDFユーティリティの実行

12517642_12518003.png

VrComout

プリセット名の指定

12517642_12517953.png

PdfSecurityFlg

機能

PDFセキュリティオプションの指定

関数

  • CSV

    PdfSecurityFlg=mode

  • XML

    <document pdfsecurityflg="mode">

引数

  • mode

    • 0: 無効にする

    • 1: 有効にする

説明

PDFセキュリティオプションを有効にするかどうか指定します。動作設定で指定した[PDF オプション]-[PDF オプションを有効にする]の設定を変更する場合に使用します。

使用例

  • CSV

    PdfSecurityFlg=1

  • XML

    <document pdfsecurityflg="1">

PdfUserPswdFlg

機能

PDFファイルの文書を開くパスワード使用の指定

関数

  • CSV

    PdfUserPswdFlg=mode

  • XML

    <document pdfusrpswdflg="mode">

引数

  • mode

    • 0: 使用しない

    • 1: 使用する

説明

動作設定で指定した[PDF オプション]-[文書を開くパスワード]の使用設定を変更する場合に使用します。

使用例

  • CSV

    PdfUserPswdFlg=0

  • XML

    <document pdfusrpswdflg="0">

注意

この関数とパスワード設定の関数では、あとから指定された関数が優先されます。

PdfSecuPswdFlg

機能

PDFファイルの権限パスワード使用の指定

関数

  • CSV

    PdfSecuPswdFlg=mode

  • XML

    <document pdfsecupswdflg="mode">

引数

  • mode

    • 0: 使用しない

    • 1: 使用する

説明

動作設定で指定した[PDF オプション]-[権限パスワード]の使用設定を変更する場合に使用します。

使用例

  • CSV

    PdfSecuPswdFlg=0

  • XML

    <document pdfsecupswdflg="0">

注意

この関数とパスワード設定の関数では、あとから指定された関数が優先されます。

PdfUserPswd

機能

PDFファイルの文書を開くパスワードの指定

関数

  • CSV

    PdfUserPswd=pswd

  • XML

    <document pdfusrpswd="pswd">

引数

  • pswd

    文書を開くパスワード

説明

PDFファイルの文書を開くパスワードを指定します。動作設定で指定した[PDF オプション]-[文書を開くパスワード]を変更する場合、または[文書を開くパスワード]を新たに指定する場合に使用します。

使用例

  • CSV

    PdfUserPswd=pdfopen

  • XML

    <document pdfusrpswd="pdfopen">

注意

Acrobatの仕様上、パスワードは必ず半角英数文字で指定します。また、パスワード文字列は32バイト以内で設定してください。

PdfUserPswdFld

機能

PDFファイルの文書を開くパスワードのフィールド指定

関数

  • CSV

    PdfUserPswdFld=fieldname

  • XML

    <document pdfusrpswd_fld="fieldname">

引数

  • fieldname

    文書を開くパスワードが格納されているフィールド名

説明

PDFファイルの文書を開くパスワードをフィールド参照する場合、パスワードが格納されているフィールド名を指定します。

使用例

  • CSV

    PdfUserPswdFld=EMPLOYEE_NO

  • XML

    <document pdfusrpswd_fld="EMPLOYEE_NO">

PdfSecuPswd

機能

PDFファイルの権限パスワードの指定

関数

  • CSV

    PdfSecuPswd=secupass

  • XML

    <document pdfsecupswd="secupass">

引数

  • secupass

    権限パスワード

説明

PDFファイルの権限パスワードを指定します。動作設定で指定した[PDF オプション]-[権限パスワード]を変更する場合、または[権限パスワード]を新たに指定する場合に使用します。

使用例

  • CSV

    PdfSecuPswd=wing

  • XML

    <document pdfsecupswd="wing">

注意

Acrobatの仕様上、パスワードは必ず半角英数文字で指定します。また、パスワード文字列は32バイト以内で設定してください。

PdfSecuPswdFld

機能

PDFファイルの権限パスワードのフィールド指定

関数

  • CSV

    PdfSecuPswdFld=FieldName

  • XML

    <document pdfsecupswd_fld="FieldName">

引数

  • FieldName

    権限パスワードが格納されているフィールド名

説明

PDFファイルの権限パスワードをフィールド参照する場合、パスワードが格納されているフィールド名を指定します。

使用例

  • CSV

    PdfSecuPswdFld=ROLE_CODE

  • XML

    <document pdfsecupswd_fld="ROLE_CODE">

PdfSecuLevel

機能

PDFファイルセキュリティ暗号化レベルの指定

関数

  • CSV

    PdfSecuLevel=n

  • XML

    <document pdfseculevel="n">

引数

  • n

    • 1: 40bit RC4(Acrobat 3.x,4.x)

    • 2: 128bit RC4(Acrobat 5 or later)

    • 3: 128bit RC4(Acrobat 6 or later)(Service Pack 6で対応)

    • 4: 128bit RC4(Acrobat 7 or later)(Service Pack 6で対応)

    • 5: 256bit AES(Acrobat 9 or later)(Service Pack 6で対応)

説明

PDFファイルセキュリティの暗号化レベルを指定します。

使用例

  • CSV

    PdfSecuLevel=2

  • XML

    <document pdfseculevel="2">

注意

  • 暗号化レベル40bitを選択した時は、次の権限設定関数が使用できます。

    PdfPerm1、PdfPerm2、PdfPerm3、PdfPerm4

  • 暗号化レベル128bit、256bitを選択した時は、次の権限設定関数が使用できます。

    PdfAccess、PdfCopy、PdfModify、PdfPrint

PdfAccess

機能

PDFファイルのアクセシビリティの指定

関数

  • CSV

    PdfAccess=n

  • XML

    <document pdfaccess="n">

引数

  • n

    • 0: 無効にする

    • 1: 有効にする

説明

スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にするかどうか指定します。

使用例

  • CSV

    PdfAccess=1

  • XML

    <document pdfaccess="1">

参考

暗号化レベル128bitを選択した時のみ使用できます。

PdfCopy

機能

PDFファイルの内容コピーの指定

関数

  • CSV

    PdfCopy=n

  • XML

    <document pdfcopy="n">

引数

  • n

    • 0: 無効にする

    • 1: 有効にする

説明

テキスト、画像、およびそのほかの内容のコピーを有効にするかどうか指定します。

使用例

  • CSV

    PdfCopy=1

  • XML

    <document pdfcopy="1">

参考

暗号化レベル128bitを選択した時のみ使用できます。

PdfModify

機能

PDFファイルの変更許可の指定

関数

  • CSV

    PdfModify=n

  • XML

    <document pdfmodify="n">

引数

  • n

    • 0: 許可しない

    • 1: ページの挿入、削除、回転

    • 2: フォームフィールドの入力と署名

    • 3: 注釈作成、フォームフィールドの入力と署名

    • 4: ページ抽出を除くすべての操作

説明

  • mode

    • 0: 署名とフォームフィールドの入力も含めファイルに変更を加えることができません。

    • 1: ページの挿入、削除、および回転と、しおり、サムネイルの作成ができるようになります。

    • 2: 署名とフォームへの入力が可能になります。作成はできません。

    • 3: mode2に加え、注釈の追加ができるようになります。

    • 4: 文書内容の抽出と、印刷以外のすべての操作ができるようになります。

使用例

  • CSV

    Pdfmodify=1

  • XML

    <document pdfmodify="1">

参考

暗号化レベル128bitを選択した時のみ使用できます。

PdfPrint

機能

PDFファイルの印刷許可の指定

関数

  • CSV

    PdfPrint=n

  • XML

    <document pdfprint="n">

引数

  • n

    • 0: 許可しない

    • 1: 低解像度(150dpi)

    • 2: すべて許可

説明

  • mode

    • 0: 文書の印刷ができません。

    • 1: 低い解像度での印刷ができます。bmpでの印刷が行われるため、処理時間がかかります。

    • 2: 任意の解像度での印刷ができます。

使用例

  • CSV

    PdfPrint=1

  • XML

    <document pdfprint="1">

参考

暗号化レベル128bitを選択した時のみ使用できます。

PdfPerm1

機能

PDFファイルの印刷禁止の指定

関数

  • CSV

    PdfPerm1=n

  • XML

    <document pdfperm_1="n">

引数

  • n

    • 0: 印刷禁止

    • 1: 印刷許可

説明

PDFファイルの印刷メニューを選択できないようにします。

使用例

  • CSV

    PdfPerm1=0

  • XML

    <document pdfperm_1="0">

参考

暗号化レベル40bitを選択した時のみ使用できます。

PdfPerm2

機能

PDFファイルの文書変更禁止の指定

関数

  • CSV

    PdfPerm2=n

  • XML

    <document pdfperm_2="n">

引数

  • n

    • 0: 文書の変更禁止

    • 1: 文書の変更許可

説明

PDFファイルの文書のセキュリティ指定で、文書の変更を禁止します。

使用例

  • CSV

    PdfPerm2=1

  • XML

    <document pdfperm_2="1">

参考

暗号化レベル40bitを選択した時のみ使用できます。

PdfPerm3

機能

PDFファイルの内容コピー、アクセシビリティ禁止の指定

関数

  • CSV

    PdfPerm3=n

  • XML

    <document pdfperm_3="n">

引数

  • n

    • 0: 内容コピー、アクセシビリティの禁止

    • 1: 内容コピー、アクセシビリティの許可

説明

PDFファイルの内容コピー、アクセシビリティを禁止します。

使用例

  • CSV

    PdfPerm3=0

  • XML

    <document pdfperm_3="0">

参考

暗号化レベル40bitを選択した時のみ使用できます。

PdfPerm4

機能

PDFファイルの注釈、フィールド変更禁止の指定

関数

  • CSV

    PdfPerm4=n

  • XML

    <document pdfperm_4="n">

引数

  • n

    • 0: 注釈、フィールドの変更禁止

    • 1: 注釈、フィールドの変更許可

説明

PDFファイルの注釈、フィールドの変更を禁止します。

使用例

  • CSV

    PdfPerm4=0

  • XML

    <document pdfperm_4="0">

参考

暗号化レベル40bitを選択した時のみ使用できます。

VrPdfUtil

機能

PDFユーティリティの実行

関数

  • CSV

    VrPdfUtil=Method=name & parameter

  • XML

    <document pdfutil="Method=name &amp; parameter">

引数

  • name

    機能名

  • parameter

    パラメーター

説明

PDFユーティリティを実行する場合に指定します。詳細は『SVF for PDFユーザーズマニュアル』の「9-8 Universal Connect/Xから実行」を参照してください。

使用例

  • CSV

    VrPdfUtil=Method=DrawString & Profile=c:/drawstring.profile

  • XML

    <document pdfutil="Method=DrawString &amp; Profile=c:/drawstring.profile">

VrComout

機能

プリセット名の指定

関数

  • CSV

    VrComout=PRESET parameter

  • XML

    <document vrcomout="PRESET parameter">

引数

  • PRESET

    プリセット名

説明

出力先に対し、プリセットを設定します。詳細は『SVF Java PRODUCTS API関数 リファレンスマニュアル』の「3-4 SVF for PDFのみで使用できる関数」を参照してください。

使用例

  • CSV

    VrComout=PRESET Duplex=2 NumCopies=5

  • XML

    <document vrcomout="PRESET Duplex=2 NumCopies=5">