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6-1 CSVデータファイル

Universal Connect/Xで使用できるCSVデータファイルについて説明します。

上位アプリケーションで作成したデータをテキスト形式(カンマ区切り、タブ区切り、固定長など)で書き出し、データファイルとして利用します。

CSVデータファイルの1行目は、データフィールド名、2行目以降が印刷データとなるように記述します。

データフィールド名は重複しないように記述してください。

CSVデータファイル

CSVデータファイルとはテキストベースのデータファイルの総称で、データ項目ごとに、カンマ/タブ/固定長/カスタム(任意の文字)で区切られている形式のファイルです。

実際のデータは次のとおりです。

1. sample_ja.csv データ例
"発行年月日","発注番号","仕入先名","仕入先郵便番号","仕入先住所市","仕入先住所1"...
2013/03/01,"1000476","ウイングアーク商事株式会社","108-0075","東京都港区"...
2013/03/01,"1000476","ウイングアーク商事株式会社","108-0075","東京都港区"...
2013/03/01,"1000476","ウイングアーク商事株式会社","108-0075","東京都港区"...


ヘッダー明細別レコード形式CSVファイル

Universal Connect/Xでは、通常のCSVデータファイルだけでなく、ヘッダーデータ行と明細データ行を分けて作成したCSVファイルをデータとして扱うこともできます。すべてのレコードにヘッダーデータ行を持たせる必要がないため、データ容量を軽くできます。

具体的には、データにヘッダー行データであると認識させるための項目(列)を設けた上で、ファイル書式定義時にヘッダー文字列とヘッダーカラム番号を指定し、ヘッダー行と明細行を区別します。

実際のデータは次のとおりです。

2. sample_header_ja.csv データ例
"header","発行年月日","発注番号","仕入先名","仕入先郵便番号","仕入先住所市"...,"出荷先住所2","発注明細番号"...
"*",2013/03/01,"1000476","ウイングアーク商事株式会社","108-0075","東京都港区"...,"Xタワー 14F"
"1000522","SVFX-Designer",500000.00,2.00,1000000.00,"SVF01"
"1000523","SVF for Java Print",600000.00,10.00,6000000.00,"SVF02"
"1000524","Report Director Enterprise",3000000.00,1.00,3000000.00,"RD01"
"*",2013/03/01,"1000477","株式会社ウイングアーク設計","108-0075","東京都港区"...,"Xタワー 14F"
"1000522","SVFX-Designer",700000.00,2.00,1400000.00,"SVF01"
"1000523","SVF for Java Print",600000.00,10.00,6000000.00,"SVF02"
"1000525","Universal Connect/X Mail Edition",700000.00,1.00,700000.00,"UC01"


1カラム目に"*"が記載されるデータ行を、ヘッダーデータ行("header")として認識します。

"*"がないデータ行は、明細データ行として認識します。明細データ行を続けると、同一ヘッダーデータ行の明細データとして認識されます。

別のヘッダーデータ行として認識させる場合は、再び"*"を先頭に記載します。

上記データ例の2行目のヘッダーデータ行は、1行目の列名「"発行年月日"」から「"出荷先住所2"」まで、を表しています(データ内容としては、"2013/03/01"から"Xタワー 14F"まで)。

明細データ行は、列名「"発注明細番号"」以降、を表しています(データ内容としては、"1000522"以降のデータ)。

ヘッダー文字列("*")や、ヘッダー文字列のカラム番号は、[ファイル書式定義]でデータファイルごとに設定できます。

固定長データファイル

Universal Connect/Xでは固定長データも使用できます。固定長データファイルは、区切り文字を省いてレコード構成されたファイルです。

実際のデータは次のとおりです。

3. 固定長データ例
"発行年月日","発注番号","仕入先名","仕入先郵便番号","仕入先住所市","仕入先住所1"...
2013/03/01 1000476 ウイングアーク商事株式会社 154-0044 東京都渋谷区...
2013/03/01 1000476 ウイングアーク商事株式会社 154-0044 東京都渋谷区...
2013/03/01 1000476 ウイングアーク商事株式会社 154-0044 東京都渋谷区...


区切り位置は[ファイル書式定義]-[編集]-[固定長書式定義]で設定します。[フィールド定義]の[桁数]にバイト数を入力して設定することも可能です。

詳細は「4-5-2 ファイル書式定義の設定(固定長)」を参照してください。

注意

固定長データファイルの項目行は、フィールド名をカンマ区切りにする必要があります。