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4-3-8 FFモードの設定

繰り返しフィールドのあるXML様式ファイルを使用してCSVデータを処理する際、改ページコード(FFコード: 0x0C)の位置により、空白レコード数分の行送りをしてから改ページする機能です。

参考

動作設定でFFモードの設定を有効にしない限り、FFモードに関する設定値の出力は行いません。

FFモードの有効設定

  1. 動作設定で[運用設定]をクリックしたあと、[FF モードを使用する]にチェックを付けます。

    同時に、FFコードを含むデータ行の扱いを変えることができます(設定後の各動作については、[FF モードを使用する]での選択により、FFコードを含むデータ行の扱いが変わる例を参照してください)。

    • FF コード単独の行の場合行送りする

    • FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする

    • FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う

    12517524_12517843.png

    [運用設定]-[FF モードを使用する]

    参考

    FF Connectを使用する場合の各キーと設定値は次のとおりです。

    • FF コード単独の行の場合行送りする(初期値)

    • FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする(Option.LinePAD.CLikeMode=false)

    • FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う(Option.LinePAD.CLikeMode=true)

  2. [ファイル]-[保存]を選択するか、12517642_12518005.gifボタンをクリックします。

    設定が保存され、FFモードが有効となります。

  3. 動作設定の[ジョブ]をクリックします。[FF モード]欄が表示されます。

    • FFモードを有効にする

      [FF モード]欄にチェックを付けます。[運用設定]で選択した内容で処理が行われます。

    • FFモードを無効にする

      [FF モード]欄のチェックを外します。

    12517524_12517940.png

    [ジョブ]-[FF モード]

FFモードの動作

実際のFFモードの動作を、1ページ=15行(リピート行)で設計された様式ファイルを例に説明します。

通常動作

次のように、CSVファイルの11行目に改ページコードが存在する場合は、改ページコードを5行分(15-10=5)の改行コードとして扱い、改ページと同等の処理をします。

12517616_12517807.png

1ページ内に改ページコードがある場合

ページの先頭に改ページコードがくる例

次のように、ページ先頭のデータ行(例では16行目)に改ページコードが存在する場合は、改ページコードは無視されます。

12517616_12517802.png

2ページ目の行頭に改ページコードがある場合

[FF モードを使用する]での選択により、FFコードを含むデータ行の扱いが変わる例

CSVファイルにFFコードが存在する場合は、その位置によってFFコードを含むデータ行の扱いが異なります。

CSVファイルの11行目にFFコードが存在した場合を例に説明します。

行の途中にFFコードが存在する場合

対象となるファイル

12517616_12517813.png

[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合

ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。

[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合

FFコードが存在する行のデータ(空白)を削除して、行送りします。

データ(空白)は出力されません。

12517616_12517799.png

[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合

FFコードが先頭、末尾ではないので、ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。

行の先頭にFFコードが存在する場合

対象となるファイル

12517616_12517797.png

[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合

ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。

[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合

FFコードが存在する行のデータを削除して、行送りします。

「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は削除され、出力されません。

12517616_12517812.png

[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合

FFコードが先頭の場合は、行送り後、データを出力します。

「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は行送り後に出力されます。

12517616_12517811.png

行の末尾にFFコードが存在する場合

対象となるファイル

12517616_12517806.png

[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合

ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。

[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合

FFコードが存在する行データを削除して、行送りします。

「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は削除され、出力されません。

12517616_12517812.png

[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合

FFコードが末尾の場合は、データを出力後、行送りします。

「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」が出力されたあと、行送りされます。

12517616_12517814.png