4-3-8 FFモードの設定
繰り返しフィールドのあるXML様式ファイルを使用してCSVデータを処理する際、改ページコード(FFコード: 0x0C)の位置により、空白レコード数分の行送りをしてから改ページする機能です。
参考
動作設定でFFモードの設定を有効にしない限り、FFモードに関する設定値の出力は行いません。
FFモードの有効設定
動作設定で[運用設定]をクリックしたあと、[FF モードを使用する]にチェックを付けます。
同時に、FFコードを含むデータ行の扱いを変えることができます(設定後の各動作については、[FF モードを使用する]での選択により、FFコードを含むデータ行の扱いが変わる例を参照してください)。
FF コード単独の行の場合行送りする
FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする
FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う
[運用設定]-[FF モードを使用する]
参考
FF Connectを使用する場合の各キーと設定値は次のとおりです。
FF コード単独の行の場合行送りする(初期値)
FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする(Option.LinePAD.CLikeMode=false)
FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う(Option.LinePAD.CLikeMode=true)
[ファイル]-[保存]を選択するか、ボタンをクリックします。
設定が保存され、FFモードが有効となります。
動作設定の[ジョブ]をクリックします。[FF モード]欄が表示されます。
FFモードを有効にする
[FF モード]欄にチェックを付けます。[運用設定]で選択した内容で処理が行われます。
FFモードを無効にする
[FF モード]欄のチェックを外します。
[ジョブ]-[FF モード]
FFモードの動作
実際のFFモードの動作を、1ページ=15行(リピート行)で設計された様式ファイルを例に説明します。
通常動作
次のように、CSVファイルの11行目に改ページコードが存在する場合は、改ページコードを5行分(15-10=5)の改行コードとして扱い、改ページと同等の処理をします。
1ページ内に改ページコードがある場合
ページの先頭に改ページコードがくる例
次のように、ページ先頭のデータ行(例では16行目)に改ページコードが存在する場合は、改ページコードは無視されます。
2ページ目の行頭に改ページコードがある場合
[FF モードを使用する]での選択により、FFコードを含むデータ行の扱いが変わる例
CSVファイルにFFコードが存在する場合は、その位置によってFFコードを含むデータ行の扱いが異なります。
CSVファイルの11行目にFFコードが存在した場合を例に説明します。
行の途中にFFコードが存在する場合
対象となるファイル | |
[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合 | ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。 |
[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合 | FFコードが存在する行のデータ(空白)を削除して、行送りします。 データ(空白)は出力されません。 |
[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合 | FFコードが先頭、末尾ではないので、ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。 |
行の先頭にFFコードが存在する場合
対象となるファイル | |
[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合 | ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。 |
[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合 | FFコードが存在する行のデータを削除して、行送りします。 「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は削除され、出力されません。 |
[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合 | FFコードが先頭の場合は、行送り後、データを出力します。 「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は行送り後に出力されます。 |
行の末尾にFFコードが存在する場合
対象となるファイル | |
[FF コード単独の行の場合行送りする]を選択した場合 | ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。 |
[FF コードがある行は FF コード単独の行として扱い行送りする]を選択した場合 | FFコードが存在する行データを削除して、行送りします。 「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」は削除され、出力されません。 |
[FF コードがある行のデータを出力する また行送りも行う]を選択した場合 | FFコードが末尾の場合は、データを出力後、行送りします。 「BBBBBBB,CCCCCCC,DDDDDDD,EEEEEEE」が出力されたあと、行送りされます。 |