4-1 動作設定の概要
Universal Connect/Xで使用するファイル
Universal Connect/Xが動作するためには、さまざまなファイルが必要です。
ここでは、使用するファイルを紹介します。ファイル(データファイル、およびXML様式ファイルは除く)の設定、変更はUniversal Connect/X動作設定で行います。

Universal Connect/X関連ファイル
ファイル | 説明 |
---|---|
印刷データファイル | 実際に帳票に印刷する内容を含んだテキストファイルです。通常は、Universal Connect/X以外のシステムで処理されたデータを固定長やCSV形式、XML形式などで保存して、Universal Connect/Xのデータファイルとして利用します。 |
XML様式ファイル | SVFX-Designerで作成した帳票のXML様式ファイルで、印刷する帳票ごとに作成します。印字項目(フィールド)や印字位置などの帳票のフォーマット情報が格納されているファイルです。 |
ファイル書式定義ファイル (schema.iniファイル) | データファイルの形式、フィールド名、フィールド桁数などの情報が格納されているファイルです。 エンコーディングは、UTF-8(固定)です。 |
動作設定ファイル (unicon.iniファイル) | データファイル名、XML様式ファイル名、帳票名、置換マスターファイル名、ファイル書式定義ファイル名などを設定します。そのほか、デフォルトパス名、デフォルト拡張子、印刷後のデータファイルの処理方法など、Universal Connect/Xの動作を設定する情報もこのファイルに格納されます。 エンコーディングは、UTF-8(固定)です。 |
置換マスターファイル (.mstファイル) | 印刷するデータファイルの内容とXML様式ファイルなどを関連づける情報が格納されているファイルです。例えば、データファイルの得意先名ごとに様式フォームを変更する場合、置換マスターファイルには得意先名と帳票フォームとの関係が情報として格納されます。 エンコーディングは、UTF-8(固定)です。 |
Universal Connect/X動作設定の役割
Universal Connect/Xが上位アプリケーションからデータを読み込むタイミングや、印刷時に使用するデータファイルとXML様式ファイルの組み合わせ、プリンターの出力設定など、出力動作に関するさまざまな設定ができます。
Universal Connect/X動作設定は、インターネットやイントラネットのクライアントコンピューター上から、.NET Framework環境で作成されたアプリケーションを起動して行います。
動作設定の操作については「4-2 動作設定の起動とメニュー」を参照してください。

Universal Connect/X動作設定の役割
Universal Connect/X動作設定で設定できる機能
動作設定では、次の4つの機能を設定できます。
機能 | 説明 |
---|---|
ファイル書式定義 | Universal Connect/Xの上位アプリケーションによって作成したデータファイルを、Universal Connect/Xに正しく認識させる設定をします。データファイル内のフィールド名、および桁数を定義します。 |
動作設定 | 印刷する時に必要な、データファイル、XML様式ファイル、置換マスターファイルなどの関連するファイルの組み合わせを定義します。印刷終了後のデータファイルの処理についても設定できます。 |
置換マスター | データファイル内のデータ内容により、帳票のXML様式ファイルなどを変更する場合の設定をします。 |
処理結果一覧 | 実行時の処理における保存データファイルやエラーログを確認できます。 |
注意
UCXSingleでの設定は、Universal Connect/X動作設定での設定よりも優先されます。
対応言語
対応表示言語
Universal Connect/Xでは、次の3言語での表示に対応しています。
日本語、英語、中国語簡体字
使用OSの表示言語に従って、表示言語が切り替わります。
参考
日本語、中国語簡体字以外の表示言語では、英語で表示されます。
出力可能言語
Universal Connect/Xでは、日本語以外の言語の出力にも対応しています。
SVF実行部と組み合わせて出力する場合、データファイル内でAPI関数を使用して出力言語を指定することでサーバーの言語と異なる言語を出力できます。
日本語以外の言語の出力については、『日本語以外の帳票出力ガイド』を参照してください。