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1-2 Ver. 9.2の新機能

Universal Connect/X 9.2では、次の機能が追加されています。

アクティベーション機能に対応

Universal Connect/Xで、インストール、アンインストール時に実行されるアクティベーション機能に対応しました。

アクティベーション機能については、「第2章 セットアップ」を参照してください。

.NET Framework 4.0、および4.5に対応

.NET Framework 4.0、Windows 8で採用される.NET Framework 4.5 に対応しました。動作環境については、「2-1 動作環境」を参照してください。

WPFベースの新しい動作設定

UIが刷新され、動作設定画面が新しくなりました。

OSの表示言語に従い、日本語、簡体字中国語、英語(規定値)で表示されます。動作環境や対応言語については、「2-1 動作環境」を参照してください。

ジョブ単位で設定できる機能の追加

UTF-16、BOM付きUTF-8に対応

UTF-16、およびBOM付きUTF-8のジョブのデータファイルが読み込めるようになりました。

メール設定でContent-Transfer-Encodingに対応

メール本文のContent-Transfer-Encodingとして「quoted-printable」に加え、複数の設定値(「7bit」、「8bit」、「base64」、「binary」、「uuencode」、任意入力値)から設定できます。

メール送信時のタイムアウト設定に対応

メール送信時のタイムアウトを設定できるようになりました。詳細は「4-3-6 [メール設定]の操作と設定」を参照してください。

実行結果ログ、デバッグログの管理機能の追加

  • デバッグログファイル、実行結果ログファイルのローテーションが可能になりました。

  • UCXSingleの実行結果を実行結果ログへ出力できるようになりました。UCXSingleの要求で動作したジョブが終了した際に、実行結果ログファイルへ処理結果を出力します。

  • 文書分割処理時に、分割した文書ごとの実行結果ログを出力できるようになりました。

  • ログ出力における書式を設定できるようになりました。テキスト長やタイムスタンプなど、出力内容をカスタマイズできます。

UCXSingleで使用できるAPIの追加

UCXSingle C版、Java版、.NET版で追加された関数(メソッド)と、その機能の内容は次のとおりです。

書式や引数などの詳細は「第8章 UCXSingle」を参照してください。

C版

  • 追加されたオプション

    • -h/--target-host

      Universal Connect/Xサーバーのホスト名、IPアドレス、またはHTTP/HTTPS通信で接続するUniversal Connect/X中継サーバーのURLのいずれかを指定します。

    • -a/--auth-file

      BASIC認証、DIGEST認証をするための認証情報を設定します。

    • -b/--date-time-format

      ログの日時書式を設定します。

Java版、.NET版

  • 追加されたコンストラクター

    • Java版: UCXSingle(String, int, String, String, String)

      .NET版: UCXSingle(string, int, string, string, string)

      指定されたUniversal Connect/Xサーバーに接続するためのインスタンスを構築します。

    • Java版: UCXSingle(String, String, int, String, String, String)

      .NET版: UCXSingle(string, string, int, string, string, string)

      Universal Connect/X中継サーバーに接続するためのインスタンスを構築します。

  • 追加された関数

    • setAuthorization

      BASIC認証、DIGEST認証をするための認証情報を設定します。

    • setConsoleLogEnable

      ログを標準出力へ出力するかどうかを指定します。

    • setHeaderTransferEncodeSupported

      Universal Connect/Xサーバーと通信する際に、HTTPヘッダーの値をBASE64エンコードするかどうかを指定します。

      このAPIによりファイル名、イメージファイル名にASCII以外の文字が利用できるようになりました。

    • setLogFileEncoding

      ログファイルエンコーディングを設定します。

    • setLogTimestampPattern

      ログファイルの日時書式を設定します。

    • Java版: setPrintTotalPageCountMode(boolean)

      .NET版: setPrintTotalPageCountMode(Boolean)

      1ジョブ間で合計ページ数を取得できるようにし、生成ファイルを削除するかどうかを設定します。

    • Java版: setUniConXServer(String, String, int)

      .NET版: setUniConXServer(string, string, int)

      接続するUniversal Connect/X中継サーバーを指定します。

    • Java版: setUniConXServer(String, String, int, Properties)

      .NET版: setUniConXServer(string, string, int, Dictionary(string, string))

      接続するUniversal Connect/X中継サーバーを指定します。信頼されない証明書を利用しHTTPS接続のテストをするために使用します。

HTTP/HTTPS通信に対応

クライアントとサーバー間の通信プロトコルにHTTP/HTTPSが利用できるようになりました。詳細は「2-4 Universal Connect/Xサーバーの設定」を参照してください。