SVF Cloudについて
SVF Cloudは、帳票基盤ソリューションであるSVF製品をベースとした、帳票の作成と出力をするためのクラウドサービスです。
帳票レイアウト作成ツールで作成した帳票レイアウトと、Salesforceなどのクラウドサービスやユーザーアプリケーションなどのデータとを組み合わせて、帳票を作成します。
SVF Cloudは主に、印刷エンジン、SVF Cloud Manager、帳票レイアウト作成ツールで構成されています。
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印刷エンジン
帳票レイアウトとデータとを組み合わせて、帳票を作成します。SVF実行部も、印刷エンジンに含まれます。
帳票は、PDFファイルなどのファイルとしてダウンロードしたり、プリンターから印刷したりなど、さまざまな方法で出力できます。
SVF Cloud Manager
SVF Cloudを管理するためのサービスです。SVF Cloudの利用状況の確認や動作の設定などができます。
SVF Cloud Managerのメニュー構成は、次のとおりです。
メニュー | 説明 |
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| ポイントの残高や処理履歴など、テナントの利用状況を確認できます。 |
| ポイント履歴の詳細、処理履歴の詳細、SVF Cloud Managerの操作ログを確認できます。 |
| 帳票をプリンターから印刷する「ダイレクトプリント」で使用します。 クライアントPCにインストールしたSVF Cloud Agentの情報を確認できます。 |
| SVF Cloudに登録されているプリンターの情報を確認できます。 |
| PDLごとの印字位置調整など、印刷エンジンの動作を設定できます。 |
| 帳票レイアウトや、帳票に出力する画像などのリソースを管理できます。 |
| 帳票を出力するためのSVFボタンを作成できます。 |
| 開発者向け機能です。 Salesforceから呼び出すプロシージャーを作成できます。 |
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| マニュアルを閲覧できます。 |
帳票レイアウト作成ツール
帳票のデザインを定義する「帳票レイアウト」を作成するためのツールです。
ツールによって選択できる帳票の出力方法が異なるため、目的の出力方法に合ったツールで帳票レイアウトを作成してください。
レコード数に応じて行数が増減するエリアの作成など、さまざまなニーズに応じた帳票レイアウトを簡単に作成できます。
SVF Cloud Designerには、「SVF Cloud Designer Client(AIR版)」と「SVF Cloud X-Designer」があります。2つの違いは次のとおりです。
SVF Cloud Designer Client(AIR版)
Adobe AIRを使って帳票レイアウトを作成できます。PCへのインストールが必要です。
オンプレミス版「SVF Web Designer」が元になっています。
SVF Cloud X-Designer
Webブラウザー上で帳票レイアウトを作成できます。
オンプレミス版「SVFX-Designer」が元になっています。
参考
本マニュアルで「SVF Cloud Designer」と記載されている場合は、SVF Cloud Designer Client(AIR版)とSVF Cloud X-Designerの両方に共通する内容です。
Microsoft ExcelでExcelシートにデータ出力用のフィールドを配置して、帳票レイアウトを作成します。
Excelファイルへの出力結果をイメージしながら帳票レイアウトを作成できるため、帳票をExcelファイルで出力する場合に便利です。
フィールドの情報は直接入力もできますが、無料のExcelアドイン「Excel Designer」を使うことで自動生成や整形ができるため、より簡単に帳票レイアウトを作成できます。
なお、作成した帳票レイアウトはSVF Cloud Managerでアップロードする必要があります。
Microsoft WordでWordファイルのページにデータ出力用のフィールドを配置して、帳票レイアウトを作成します。
Wordファイルへの出力結果をイメージしながら帳票レイアウトを作成できるため、帳票をWordファイルで出力する場合に便利です。
フィールドの情報は直接入力もできますが、無料のWordアドイン「Word Designer」を使うことで自動生成や整形ができるため、より簡単に帳票レイアウトを作成できます。
なお、作成した帳票レイアウトはSVF Cloud Managerでアップロードする必要があります。