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Virtual Relationを新しく構築する

Virtual Relationには次のタイプがあり、対象オブジェクトから出力できるレコードの件数が異なります(設定方法は、手順の中で説明しています)。

  • 項目

    対象オブジェクトを、親として参照します。対象オブジェクト内の、1件のレコードのみを出力できます。

  • 明細オブジェクト

    対象オブジェクトを、子として参照します。対象オブジェクト内の、すべてのレコードを出力できます。

Virtual Relationを構築する画面は2種類あり、手順や設定項目が異なります。

運用に合うものを選択してください。

ボタン作成時にVirtual Relationを構築する

  1. 基点オブジェクトにボタンを追加する

    『SVF Cloud 管理ガイド』の「2. Sandbox環境でSVFボタンの設定をする(手順1~8)」を参照して、基点オブジェクトにボタンを追加します。

    次の点に留意してください。

    • Salesforceオブジェクト]は、基点オブジェクトを指定

    • 帳票レイアウト]は、拡張子が「xml」のものを指定

  2. 項目の選択画面を開く

    フィールド]で、対象オブジェクトのデータを出力するフィールドの[Salesforce項目]欄をクリックします。

    button_sfItem.png
  3. Virtual Relationを新規作成する

    構築するVirtual Relationのタイプに応じたオブジェクトを選択して、icon_vr_plus.pngをクリックします。タイプについては、こちらを参照してください。

    • タイプが「項目」(対象オブジェクトを親として参照)

      基点オブジェクト、またはVirtual Relation以外の子オブジェクトを選択する。

      button_sfItem_newVR_typeParent.png
    • タイプが「明細オブジェクト」(対象オブジェクトを子として参照)

      「[明細オブジェクト]」を選択する。

      button_sfItem_newVR_typeChildren.png
  4. 基本情報を設定する

    Virtual Relationの基本情報を、次のように設定します。

    button_sfItem_newVR_baseInfo.png

    設定項目

    設定内容

    関連先

    基点オブジェクトです。

    Salesforceオブジェクト]で指定したオブジェクトによって自動指定され、変更はできません。

    対象オブジェクト

    対象オブジェクトを指定します。

    タイプ

    Virtual Relationのタイプです。

    手順3で指定した階層によって自動指定され、変更はできません。

    表示ラベル

    Virtual Relationのラベルを、255文字以内で指定します。

    名前

    Virtual Relationの名前を、次の規則に従って指定します。

    • 250文字以内

    • 半角英数字とアンダースコア「_」が使用可能

    • 最初の文字には、半角英字のみが使用可能

    • 最後の文字には、半角英数字が使用可能

    • アンダースコア「_」の連続は不可

    • 他の名前との重複は不可

    名前の後ろに「__v」を付加した文字列が、API名になります。

  5. レコードの絞り込み条件を設定する

    対象オブジェクトのレコードのうち、どのレコードを出力するかを、[結合条件 / 絞り込み条件]と[出力条件]で設定します。

    条件は、それぞれ最大10件まで設定できます。

    • 結合条件 / 絞り込み条件

      対象オブジェクト内の、レコードの絞り込み条件を設定します。

      1. 対象オブジェクトが「商談商品」、基点オブジェクト(関連先)が「取引先」の例
      対象オブジェクトが「商談商品」、基点オブジェクト(関連先)が「取引先」の例


      設定項目

      設定内容

      <対象オブジェクト>の項目

      絞り込み条件を設定する、対象オブジェクトの項目を指定します。

      演算子

      絞り込み条件の演算子を指定します。

      [<対象オブジェクト>の項目](上図では[商談商品の項目])で指定した項目の型によって、選択肢が異なります。

      項目 / 値

      対象オブジェクトの項目と比較する、項目や値の種類を指定します。

      [<対象オブジェクト>の項目]で指定した項目の型によって、選択肢が異なります。

      • 項目

        基点オブジェクトの項目の値と、対象オブジェクトの項目の値を比較する場合に指定します。

        [<関連先>の項目 / 値](上図では[取引先の項目 / 値])で、比較対象とする基点オブジェクトの項目を指定します。

      • 対象オブジェクトの項目の値を、任意の値と比較する場合に指定します。

        [<関連先>の項目 / 値]で、比較対象の値を指定します。

      • リテラル

        [<対象オブジェクト>の項目]で、「日付」および「日付/時間」型の項目を指定した場合に指定できます。

        [<関連先>の項目 / 値]で、「昨日」、「今月」、「来年」のように、相対的な時間範囲を指定します。

      <関連先>の項目 / 値

      [<対象オブジェクト>の項目]と比較する、項目や値を指定します。

      条件式

      複数の絞り込み条件を設定した場合に、どのように条件を結合するかを設定します(設定しない場合は、すべてANDで結合されます)。

      条件式の書き方は、Salesforceの検索条件ロジックの仕様に準拠してください。

    • 出力条件

      結合条件 / 絞り込み条件]に合致するレコードの、ソート条件を設定します。

      2. タイプが「明細オブジェクト」の場合の例
      タイプが「明細オブジェクト」の場合の例


      設定項目

      設定内容

      出力数を制限する

      タイプが「明細オブジェクト」の場合に指定できます。

      チェックをオンにすると、[結合条件 / 絞り込み条件]に合致するレコードのうち、出力するレコードの数を制限できます。

      最大出力数]で、出力するレコードの件数を指定します(最大50,000件)。

      ソート条件

      結合条件 / 絞り込み条件に合致するレコードの、ソート条件を設定します。

      • タイプが「項目」の場合

        ソート結果の最上位1レコードを出力できます。

      • タイプが「明細オブジェクト」の場合

        ソート結果の上位レコードのうち、[最大出力数]で指定した件数分のレコードを出力できます。

        出力するレコードの件数を制限しない場合は、[結合条件 / 絞り込み条件]に合致するすべてのレコードを出力できます。

  6. Virtual Relationを保存する

    OK]ボタンをクリックします。

    button_sfItem_newVR_save.png
  7. 帳票に出力する項目を指定する

    対象オブジェクトの項目から、手順2で選択したフィールドに出力する項目を指定して、[OK]ボタンをクリックします。

    button_sfItem_selectVRItem.png
  8. ボタンを保存して帳票を出力する

    『SVF Cloud 管理ガイド』の次の箇所を参照して、ボタンを保存し、帳票を出力します。

    • 2. Sandbox環境でSVFボタンの設定をする(手順11以降)

    • 3. Sandbox環境でページに印刷ボタンを配置する

    • 4. Sandbox環境で印刷ボタンの動作を確認する

    • 5. Sandbox環境のSVFボタンを本番環境にリリースする

    • 6. 本番環境で印刷ボタンを作成する

    • 7. 本番環境でページに印刷ボタンを配置する

    • 8. 本番環境で帳票を出力する

Virtual Relationのみを構築する

  1. Virtual Relationの管理画面を開く

    icon_menu_Button.pngSVFボタン設定]-[Salesforceオブジェクト]-icon_vr.pngをクリックします。

    button_VR.png
  2. Virtual Relationを新規作成する

    icon_plus.pngをクリックします。

    button_VR_newVR.png
  3. 基本情報を設定する

    Virtual Relationの基本情報を、次のように設定します。

    button_sfItem_newVR_baseInfo_new.png

    設定項目

    設定内容

    関連先

    基点オブジェクトを指定します。

    対象オブジェクト

    対象オブジェクトを指定します。

    タイプ

    Virtual Relationのタイプを指定します。

    タイプについては、こちらを参照してください。

    表示ラベル

    Virtual Relationのラベルを、255文字以内で指定します。

    名前

    Virtual Relationの名前を、次の規則に従って指定します。

    • 250文字以内

    • 半角英数字とアンダースコア「_」が使用可能

    • 最初の文字には、半角英字のみが使用可能

    • 最後の文字には、半角英数字が使用可能

    • アンダースコア「_」の連続は不可

    • 他の名前との重複は不可

    名前の後ろに「__v」を付加した文字列が、API名になります。

  4. レコードの絞り込み条件を設定する

    対象オブジェクトのレコードのうち、どのレコードを出力するかを、[結合条件 / 絞り込み条件]と[出力条件]で設定します。

    条件は、それぞれ最大10件まで設定できます。

    • 結合条件 / 絞り込み条件

      対象オブジェクト内の、レコードの絞り込み条件を設定します。

      3. 対象オブジェクトが「商談商品」、基点オブジェクト(関連先)が「取引先」の例
      対象オブジェクトが「商談商品」、基点オブジェクト(関連先)が「取引先」の例


      設定項目

      設定内容

      <対象オブジェクト>の項目

      絞り込み条件を設定する、対象オブジェクトの項目を指定します。

      演算子

      絞り込み条件の演算子を指定します。

      [<対象オブジェクト>の項目](上図では[商談商品の項目])で指定した項目の型によって、選択肢が異なります。

      項目 / 値

      対象オブジェクトの項目と比較する、項目や値の種類を指定します。

      [<対象オブジェクト>の項目]で指定した項目の型によって、選択肢が異なります。

      • 項目

        基点オブジェクトの項目の値と、対象オブジェクトの項目の値を比較する場合に指定します。

        [<関連先>の項目 / 値](上図では[取引先の項目 / 値])で、比較対象とする基点オブジェクトの項目を指定します。

      • 対象オブジェクトの項目の値を、任意の値と比較する場合に指定します。

        [<関連先>の項目 / 値]で、比較対象の値を指定します。

      • リテラル

        [<対象オブジェクト>の項目]で、「日付」および「日付/時間」型の項目を指定した場合に指定できます。

        [<関連先>の項目 / 値]で、「昨日」、「今月」、「来年」のように、相対的な時間範囲を指定します。

      <関連先>の項目 / 値

      [<対象オブジェクト>の項目]と比較する、項目や値を指定します。

      条件式

      複数の絞り込み条件を設定した場合に、どのように条件を結合するかを設定します(設定しない場合は、すべてANDで結合されます)。

      条件式の書き方は、Salesforceの検索条件ロジックの仕様に準拠してください。

    • 出力条件

      結合条件 / 絞り込み条件]に合致するレコードの、ソート条件を設定します。

      4. タイプが「明細オブジェクト」の場合の例
      タイプが「明細オブジェクト」の場合の例


      設定項目

      設定内容

      出力数を制限する

      タイプが「明細オブジェクト」の場合に指定できます。

      チェックをオンにすると、[結合条件 / 絞り込み条件]に合致するレコードのうち、出力するレコードの数を制限できます。

      最大出力数]で、出力するレコードの件数を指定します(最大50,000件)。

      ソート条件

      結合条件 / 絞り込み条件に合致するレコードの、ソート条件を設定します。

      • タイプが「項目」の場合

        ソート結果の最上位1レコードを出力できます。

      • タイプが「明細オブジェクト」の場合

        ソート結果の上位レコードのうち、[最大出力数]で指定した件数分のレコードを出力できます。

        出力するレコードの件数を制限しない場合は、[結合条件 / 絞り込み条件]に合致するすべてのレコードを出力できます。

  5. Virtual Relationを保存する

    保存]ボタンをクリックし、確認画面で[OK]ボタンをクリックします。

    button_vr_newVR_save.png

    閉じる]ボタンをクリックして、画面を閉じます。

    構築したVirtual Relationは、[フィールド]で[Salesforce項目]欄をクリックすると表示されます。

    button_sfItem.png

    Virtual Relationのタイプによって、表示される階層が異なります。

    • タイプが「項目」

      基点オブジェクトの下に表示されます。

      button_sfItem_typeParent.png
    • タイプが「明細オブジェクト」

      [明細オブジェクト]の下に表示されます。

      button_sfItem_typeChildren.png