統計関数
統計関数の引数には、明細行となる「繰り返し」内のフィールド、または明細レコード内のフィールドを指定します。
機能ごとに5種類の関数が用意されています。
種類 | 動作 |
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基本関数 | 指定されたキーがブレイクするまでの間を統計処理の対象データとして扱います。 |
P系関数 | 改ページ単位の値を統計処理の対象データとして扱います。P系の関数を計算式で使用することはできません。 |
R系関数 | 累計演算を行います。プロパティで[累計値のクリア]が指定されたキーがブレイクした場合に値を「0」に戻します。 |
G系関数 | 全データを対象に統計処理を行います。 |
条件付き関数 | 指定した条件にあったデータを計算対象に統計処理を行います。 |
参考
VrSetForm関数のモードの値は、帳票出力に使用するサービスにより異なります。
サービス
VrSetForm関数のモードの値
SVF Cloud for Salceforce
5
SVF Cloud for ServiceNow
5
SVF Cloud WebAPI
任意に変更できます。詳細は、『SVF Cloud WebAPI リファレンス』の「2-2-1 CSVデータの形式」を参照してください。
Universal Connect/X
任意に変更できます。詳細は、『Universal Connect/X ユーザーズマニュアル』の「7-2 共通の関数」を参照してください。
統計関数は、統計関数を使用しているフィールドを対象とすることはできません。
関数名 | 機能 |
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数値型フィールドの合計値を計算します。 | |
数値型フィールドの平均値を計算します。 | |
文字型、数値型フィールドの最小値を計算します。 | |
文字型、数値型フィールドの最大値を計算します。 | |
文字型、数値型フィールドの出力データ件数を計算します。 |
SUM / PSUM / RSUM / GSUM
機能 | 数値型フィールドの合計値を計算します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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説明 | 各機能に基本、P系、R系、G系の4種類の関数が用意されています。各関数の種類による動作の違いについては、「関数の種類別動作一覧」を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書式 |
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設定 | 「数値型フィールド名」に、合計する数値データが入ってくる数値型フィールド名を指定します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用例 | 前提条件 次のように設計し、VrSetForm関数のモード(4または5)のレポートライターモードで実行した場合
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結果 | ![]() SUMの値はレコード上で集計した結果です。レコード外で集計すると全データが対象になります。 RSUMの計算において、今回の設計例では[累計値のクリア]が指定されていないため、全レコードが累計の対象です。 制限
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AVG / PAVG / RAVG / GAVG
機能 | 数値型フィールドの平均値を計算します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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説明 | 各機能に基本、P系、R系、G系の4種類の関数が用意されています。各関数の種類による動作の違いについては、「関数の種類別動作一覧」を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書式 |
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設定 | 「数値型フィールド名」に、平均値を計算する数値データが入ってくる数値型フィールド名を指定します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用例 | 前提条件 次のように設計し、VrSetForm関数のモード(4または5)のレポートライターモードで実行した場合
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結果 | ![]() AVGの値はレコード上で集計した結果です。レコード外で集計すると全データが対象になります。 RAVGの計算において、今回の設計例では[累計値のクリア]が指定されていないため、全レコードが累計の対象です。 制限複数キーに[累計値のクリア]が指定されている場合は、指定したキーがブレイクすると毎回値が「0」に戻されます。そのため、キーごとに保持した値を取得できません。 |
MIN / PMIN / RMIN / GMIN
機能 | 文字型、数値型フィールドの最小値を計算します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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説明 | 各機能に基本、P系、R系、G系の4種類の関数が用意されています。各関数の種類による動作の違いについては、「関数の種類別動作一覧」を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書式 |
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設定 | 「フィールド名」に、最小値を取得する数値データが入ってくるフィールド名を指定します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用例 | 前提条件 次のように設計し、VrSetForm関数のモード(4または5)のレポートライターモードで実行した場合
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結果 | ![]() MINの値はレコード上で集計した結果です。レコード外で集計すると全データが対象になります。 RMINの計算において、今回の設計例では[累計値のクリア]が指定されていないため、全レコードが累計の対象です。 制限複数キーに[累計値のクリア]が指定されている場合は、指定したキーがブレイクすると毎回値が「0」に戻されます。そのため、キーごとに保持した値を取得できません。 |
MAX / PMAX / RMAX / GMAX
機能 | 文字型、数値型フィールドの最大値を計算します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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説明 | 各機能に基本、P系、R系、G系の4種類の関数が用意されています。各関数の種類による動作の違いについては、「関数の種類別動作一覧」を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書式 |
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設定 | 「フィールド名」に、最大値を取得する数値データが入ってくるフィールド名を指定します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用例 | 前提条件 次のように設計し、VrSetForm関数のモード(4または5)のレポートライターモードで実行した場合
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結果 | ![]() MAXの値はレコード上で集計した結果です。レコード外で集計すると全データが対象になります。 RMAXの計算において、今回の設計例では[累計値のクリア]が指定されていないため、全レコードが累計の対象です。 制限複数キーに[累計値のクリア]が指定されている場合は、指定したキーがブレイクすると毎回値が「0」に戻されます。そのため、キーごとに保持した値を取得できません。 |
COUNT / PCOUNT / RCOUNT / GCOUNT
機能 | 文字型、数値型フィールドの出力データ件数を計算します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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説明 | 各機能に基本、P系、R系、G系の4種類の関数が用意されています。各関数の種類による動作の違いについては、「関数の種類別動作一覧」を参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書式 |
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設定 |
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使用例 | 前提条件 次のように設計し、VrSetForm関数のモード(4または5)のレポートライターモードで実行した場合
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結果 | ![]() COUNTの値はレコード上で集計した結果です。レコード外で集計すると全データが対象になります。 RCOUNTの計算において、今回の設計例では[累計値のクリア]が指定されていないため、全レコードが累計の対象です。 制限複数キーに[累計値のクリア]が指定されている場合は、指定したキーがブレイクすると毎回値が「0」に戻されます。そのため、キーごとに保持した値を取得できません。 参考COUNT関数では、@付のフィールド名をパラメーターとして指定することで、指定フィールドのデータで変化した値のみを対象として、件数を取得することが可能です。すべての形式のCOUNT関数で指定できます。 たとえば、前述している例のデータで、フィールド「GROUP_CT」でキーブレイクまでのCODEフィールドのデータがブレイクする値を取得したい場合は、次のように設定します。
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