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ベーシックモードとグラフィックモードとは

フォームデザイナーには、「ベーシックモード」と「グラフィックモード」の2種類の動作モードがあります。また、帳票レイアウトに配置するアイテムには、ベーシックモードで扱えるアイテムと、グラフィックモードで扱えるアイテムの2種類があります。

  • ベーシックモード

    ベーシックモードのアイテム(旧製品のSuper Visual Formade設計部と互換のあるアイテム)のみを使用してXML様式ファイルを作成します。シンプルな帳票を作成するのに適しています。

  • グラフィックモード

    ベーシックモードのアイテムとグラフィックモードのアイテムの両方を使用してXML様式ファイルを作成します。図形(直線、水平、垂直な線、矩形以外)、チャート、テキストフレームを配置でき、複雑なレイアウトの帳票を作成するのに適しています。グラフィックモードに対応しているプリンター機種を使用する必要があります。

動作モードは、作成するXML様式ファイルの使用目的に応じて切り替えられます。動作モードを切り替えるには、[設定]-[動作設定]-[操作モード]から操作します。

ベーシックモードとグラフィックモードのどちらを選択するかを決める際は、次の点を考慮してください。

  • グラフィックモードでのみ扱えるアイテムや機能を使用したいか

  • 使用するプリンター機種はグラフィックモードに対応しているか

グラフィックモードでのみ扱えるアイテムや機能

グラフィックモードでは、複雑なレイアウトの帳票を作成するためのアイテムや機能が用意されています。

グラフィックモードのみで扱えるアイテムは次のとおりです。

  • 図形(直線、水平、垂直な線、矩形以外)

  • チャート

  • テキストフレーム

グラフィックモードでのみ扱える主な機能は次のとおりです。

  • レイヤー

  • アイテムの合成

  • フォントや色の種類、グラデーションなど、アイテムに関する一部の設定

なお、ベーシックモードとグラフィックモードの機能差異は多岐にわたります。詳細は各アイテムや各機能の説明を参照してください。

グラフィックモードに対応しているプリンター機種

SVF Cloudの印刷エンジンは、ベーシックモードで作成したXML様式ファイル、およびグラフィックモードで作成したXML様式ファイルを読み込み、プリンター制御コードとして出力します。

ベーシックモードに加えて、グラフィックモードにも対応している機種およびファイル形式は次のとおりです。

  • PDF

  • EMF

  • EMFPLUS

  • POSTSCRIPT

  • Canon LIPS4

  • FUJI XEROX ART4

  • FUJI XEROX DP300

  • Hewlett-Packard PCL5

  • RICOH RPCS

  • UNISYS JPP

上記以外の機種は、グラフィックモードに対応していません。ベーシックモードでXML様式ファイルを作成する必要があります。

制限

グラフィックモードでのみ有効なアイテムで設計されたXML様式ファイルを使用して、グラフィックモードに対応していない機種、ファイル形式で出力した場合は、印刷実行時にエラーコード「-37(様式ファイルの互換性なし)」と出力されて、帳票は印刷されません。

関連項目