チャートに出力するデータを設定する(固定のデータを使用する場合)
データの出力設定は、[チャート実行設定]ダイアログで操作します。
チャートを作成した直後は、サンプルデータを基にチャートが描画されます。固定のデータを使用する場合、元データとしてのファイルをCSV形式で作成しておき、チャート用のデータファイルとしてインポートします。実行時には、インポートしたデータファイルをそのままチャートにした出力ができます。また、属性式のSET_CSV関数を使用してデータファイルの指定を変更することもできます。属性式のSET_CSV関数を使用すると、帳票に出力されない値をグラフに出力できるようになります。
ここでは、固定のデータを使用して、チャートに出力するデータを設定する手順について説明します。
事前条件
チャートアイテムを配置していること
手順
[チャート実行設定]ダイアログを表示する
チャートエリアを選択し、右クリックで表示されるメニューから[チャート実行設定]を選択します。
[チャート実行設定]ダイアログが表示されます。
CSVファイルをインポートする
チャートの元データとしてのファイルをCSV形式で用意し、任意のディレクトリに保存します。
CSVファイルの書式については、「チャートに出力する固定データの書式(CSVファイル)」を参照してください。
[チャート実行設定]ダイアログの[サンプルデータ]タブをクリックします。
[サンプルデータ]タブが表示されます。
[実行時にサンプルデータ、CSVデータを使う]のチェックをオンにします。
参考
[実行時にサンプルデータ、CSVデータを使う]のチェックをオンにすると、[参照データの設定]タブで設定している内容はすべて無効になり、サンプルデータの値を基にチャートが作成されます。
属性式のSET_CSV関数を使用してサンプルデータを動的に変更する場合も、[実行時にサンプルデータ、CSVデータを使う]のチェックをオンにします。属性式のSET_CSV関数を使用する手順については、「属性式を使用し、取り込むCSVファイルを実行時に任意に指定する」を参照してください。
[インポート]ボタンをクリックします。
[開く]ダイアログが表示されます。
用意しておいたCSVファイルを取り込みます。
取り込んだデータがダイアログのテーブルに表示されます。ここで取り込んだデータでチャートが生成されます。
参考
[エクスポート]ボタンをクリックすると、データ表示エリアに表示されているデータをCSVファイルとして出力できます。
[OK]ボタンをクリックします。
設定が終了します。
実行時、属性式のSET_CSV関数を使用してデータファイルの指定を変更する場合は次の手順に進んでください。
属性式を使用し、取り込むCSVファイルを実行時に任意に指定する
チャートエリアの属性式で次の書式で指定します。詳細は「SET_CSV」を参照してください。
SET_CSV(CSVファイルのパス_string,<エンコーディング_string>)