3-4-2-3 既存のPDFファイルをアップロードする
本機能は、Service Pack 2で対応しています。
既存のPDFファイルを、指定したディレクトリにアップロードし、帳票定義として登録できます。
注意
暗号化されたPDFファイルはサポート対象外です。
PDFファイルと比べて、レイアウトが崩れる場合があります。
文字、罫線、イメージでも、条件によっては取り込まれないことがあります。
PDFファイルを、指定したディレクトリにアップロードし、帳票定義として登録する手順は次のとおりです。
アップロード先のディレクトリをディレクトリツリーから選択し、ツールバーの[新しい帳票定義(様式ファイルをアップロード)]ボタン
をクリックします。
[ファイルの種類]から[PDFファイル(*.pdf)]を選択します。
アップロードするPDFファイルを指定して、[開く]ボタンをクリックします。
参考
インポートするPDFファイルの用紙サイズが、定形用紙サイズ(はがき、A5、A4、A3、B5、B4、レター)以外の場合は、フリーサイズとして読み込みます。
PDFファイルに用紙サイズの異なるページが含まれていた場合は、1ページ目の用紙サイズ情報をすべてのページに適用します。
[新規帳票定義の設定]ダイアログで、帳票定義の情報を設定します。「*」は必須入力項目です。
項目
説明
帳票定義名*
帳票定義名を指定します。
なお、手順2で指定したファイル名(拡張子を除く)があらかじめ指定されています。
注意
次の記号は入力できません。
\ / * : ? " < > |
様式の言語
帳票設計で使用する言語を選択します。
言語変換処理が実行されます。変換処理の詳細は「3-5 帳票定義を開く」の「様式の言語を変更する場合の変換処理」を参照してください。
備考
コメントを入力します。
入力できる文字数は全角、半角区別なく、255文字です。
注意
サロゲートペア文字は1文字で「2」としてカウントされます。
表 1. PDFオプション項目
説明
変換モード
変換モードを選択します。
定形
PDFファイルの帳票イメージをそのままXML様式に変換します。
連写
宛名シールや名刺一覧のような帳票イメージから、繰り返しデータのパターンを認識し、SVFの連写機能を使ったXML様式へ変換します。
サブフォーム
売上伝票や請求書などのような表組みを使った帳票イメージからパターン認識をして、SVFのサブフォーム機能を使ったXML様式へ変換します。
繰り返し
固定の枠内で、複数の項目が同じレイアウトを保ったまま複数行にわたって繰り返し表示されるような帳票イメージから、SVFの繰り返し機能を使ったXML様式へ変換します。
作成ページ
変換するページを指定します。
テキスト変換方法
テキスト変換方法を選択します。
自動
[変換モード]で選択した設計レイアウトにより、自動で変換します。
すべてフィールドに変換
文字をすべてフィールドに変換します。
すべて固定文字に変換
文字をすべて固定文字に変換します。
参考
[変換モード]に「サブフォーム」を指定してアップロードしたPDFファイルが、リンクフォームの作成条件に一致した場合、自動的にリンクフォームを帳票定義として作成します。リンクフォームの帳票定義は次の状態で作成されます。
「<帳票定義名>+_LinkForm」という名前で、アップロード先のディレクトリに作成されます。
[参照設定]ウィンドウの[リンクフォーム]に追加されます。
[用紙]プロパティの[リンクフォーム名]に設定されます。
PDFファイルにイメージがある場合、自動的に画像ファイルが作成され、イメージアイテムが作成されます。画像ファイルは次の状態で作成されます。
アップロード先のディレクトリに作成された[<帳票定義名>]のディレクトリに格納されます。
[参照設定]ウィンドウの[その他]に追加されます。
[イメージ]プロパティの[ファイル名]に設定されます。
[OK]ボタンをクリックします。
PDFファイルが変換され、フォームデザイナー上に展開されたら、ツールバーの[帳票定義の保存]ボタン
をクリックします。
注意
PDFファイルにパスワードが設定されているために読み込みに失敗した場合や、変換に失敗した場合には、エラーメッセージが表示されます。
[コメント入力]ダイアログで、コメントを入力し(任意)、[OK]ボタンをクリックします。
参考
フィールドや固定文字が意図どおりに変換されなかった場合は、[アイテム変換]でアイテム種類を変更してください。詳細は「4-5-5 アイテムを異なる種類に変換する」を参照してください。
作成される帳票定義の解像度は400dpi固定です。