付録1 制限事項
Universal Connect/Xを使用する上での制限事項は次のとおりです。
環境やディレクトリに依存する事項
ネットワークドライブへの書き込み、参照は動作保証外です。
動作設定の変更はタイマー監視を停止状態にしてから行ってください。
また、UCXSingle実行時にも変更しないでください。
データに依存する事項
クエリー様式ファイルを使用した場合は、次の制限があります。
ジョブを起動するために実在するデータファイルを[データファイル名]に指定する必要があります。
クエリー様式ファイルに従い印刷するデータを抽出するため、データファイルの内容は参照しません。
データファイルの内容を参照しないため、データファイルに関数を指定する事はできません。
データファイルの内容を参照しないため、フィールド参照、置換マスターなどのジョブ設定は無効になります。
フィールド参照を使用した設定においては、処理対象のレコードでフィールドの参照先の値が空の場合は値が省略されたとみなされ、処理対象のレコードより前の空でない最新の値を引き継ぎます。
そのため、メール送信機能でフィールド参照を使用する場合は、[メール設定]画面でメール誤送信防止の設定をすることを推奨します。詳細は「4-3-6 [メール設定]の操作と設定」を参照してください。
外字は出力できません。
データファイル名
[動作設定]の[ジョブ]で[データファイル名]にURLを指定した場合は、次の制限事項があります。
Universal Connect/Xのタイマー監視による処理はできません。
「schema.ini」の検索は、Universal Connect/Xサーバーで実行用に作成された仮想ディレクトリから行われます。
[運用設定]の[印刷処理後データファイル処理方法]を[処理後にファイルを削除する]、または[処理後にファイルを保存する]の設定をしても、データファイルの削除は行われません。
プリンター名
[ジョブ]の[出力先]には全角文字、各プラットフォームがファイル名として制限している文字は使用できません。また、大文字、小文字は区別されます。
FFモード
FFモード使用時には、VrSetFormの出力モードは4、5のみサポートされます。出力モードに4、5以外を指定してFFモードで動作をさせると、エラーになります。
UCXSingle
UCXSingleでは、入出力ファイルのパス、およびファイル名に2バイト文字を使用できません。
UCXSingleで出力ファイル名を指定した場合、文書分割は行われません。
UCXSingleを使用した場合は、UCX側動作設定の[運用設定]での設定にかかわらず、元データが最新かの判定、保存データファイルにファイルを保存する処理は行われません。
UCXSingleを使用した場合は、データファイル名またはURLの拡張子から、CSV、XMLを判定します。CSV、XML以外の拡張子を使用する場合は、使用する拡張子をあらかじめ登録しておく必要があります。
UCXSingle .NET版での実行時は、useCompressionメソッドまたはuseGZIPCompressionメソッドで、圧縮した4GB以上の結果ファイルを受信できません(エラーコード: -4971)。
useZLIBCompressionメソッドを使用することによって回避できます。
UCXSingleでデータファイルを指定する際、ワイルドカードは使用できません。