3-4 シナリオ3 置換マスターを利用して出力する
置換マスターを利用すると、データ内容に応じて動作設定の[ジョブ]の設定値を切り替えて出力できます。
この章では、CSVデータの内容に応じて実行様式ファイルを切り替えて出力する手順を、サンプルを使って説明します。
置換マスターの動作イメージは次のとおりです。
「フィールド名」、フィールド名に関連付ける「データ」、「実行様式名」を設定した置換マスターを作成します。
フィールド名
データ
実行様式名
仕入先名
ウイングアーク商事株式会社
sample_WAcorp_ja.xml
仕入先名
株式会社ウイングアーク設計
sample_WAdesign_ja.xml
仕入先名
*(上記以外の仕入先)
sample_ja.xml
詳細な手順は、「3-4-1 置換マスターファイルを作成する」を参照してください。
置換マスターを利用しデータファイル上の「仕入先名」によって「実行様式名」を切り替える[ジョブ]を設定します。
詳細な手順は、「3-4-2 動作設定をする」を参照してください。
データファイルの「仕入先名」の値をキーとして置換マスターを利用するように「実行様式名」を設定します。
使用する置換マスターファイル名を指定します。
出力します。
詳細な手順は、「3-4-3 出力ファイルを確認する」を参照してください。
動作イメージ
置換マスターファイルで、フィールド名が「仕入先名」になっている「データ」が付き合わせの対象になります。
データファイルの「仕入先名」の値と、置換マスターファイルの「仕入先名」の「データ」を付き合わせます。
置換マスターファイルの「データ」に対応した「実行様式名」を、[ジョブ]の[実行様式名]に採用して出力します。
フィールド名が「仕入先名」で、データが「ウイングアーク商事株式会社」のときは、実行様式ファイルの「sample_WAcorp_ja.xml」を採用して出力します。
フィールド名が「仕入先名」で、データが「株式会社ウイングアーク設計」のときは、実行様式ファイルの「sample_WAdesign_ja.xml」を採用して出力します。
フィールド名が「仕入先名」で、データが上記以外のときは、実行様式ファイルの「sample_ja.xml」を採用して出力します。