4-6-2 CSVファイルを利用してフィールドを作成する
本機能は、Service Pack 2で対応しています。
フィールドの定義情報が保存されているCSVファイルを利用して、フォーム上にフィールドを作成していくことができます。
CSVファイルを用意する
フィールドの定義情報は、次の書式に従って記述します。
CSVファイルはカンマ区切りで作成します。
CSVファイルはUTF-8で作成します。
先頭行には、カラム名の行が必要です。指定するカラム名は次のとおりです。
カラム名
説明
name
フィールドの[名前]を指定します。必須項目です。
英数、カナ、漢字、および下線記号(_)が使えます。名前の長さは最大30バイトです。
charCountDisp
フィールドの[桁数]を指定します。必須項目です。
1~10000の数値を指定します。
type
フィールドの[データ型]を指定します。「文字」か「数値」かを0または1で指定します。指定がない場合は「文字」に指定されます。
0
文字
1
数値
strComment
フィールドの[コメント]を入力します。
"name","charCountDisp","type","strComment" "お客様名",20,1,, "コード",8,1,, "伝票番号",8,1,, "住所1",26,1,, "住所2",26,1,, "備考",22,1,, "単価",8,0,, "取引先コード",6,0,,
注意
読み込めるフィールド情報は1000件です。1000件を超えたフィールド情報は読み込まれません。
必須項目のカラムがない場合は、[参照設定]ウィンドウで、フィールド名の一覧が表示されません。
参考
カラムの順番は任意です。
「name」カラムの値が未設定の場合は、[参照設定]ウィンドウで、フィールド名の一覧に読み込まれません。
「charCountDisp」カラムの値が有効範囲ではない場合は、値により、最小値、または最大値としてフィールドが作成されます。
「type」カラムに「0」、または「1」以外の文字が含まれていた場合は、「0」に指定されます。
CSVファイルを追加する
帳票定義にCSVファイルを追加する手順は次のとおりです。
左ツールバーの[参照設定]ボタン
をクリックし、[参照設定]ウィンドウを開きます。
[クエリー]を選択した上で、[帳票定義へファイル追加]ボタン
をクリックします。
[アップロード]ボタン
をクリックし、追加するCSVファイルを指定します。
指定したCSVファイルが[クエリー]に追加されます。
[クエリー]に指定したCSVファイルを追加
追加したCSVファイルを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
フィールドを配置する
CSVファイルを利用してフォーム上にフィールドを作成する手順は次のとおりです。
左ツールバーの[参照設定]ボタン
をクリックし、[参照設定]ウィンドウを開きます。
[クエリー]に追加したCSVファイル名を展開し、フィールド名の一覧を表示します。
[参照設定]からフィールドを選択し、フォームにドラッグ&ドロップします。
[参照設定]からドラッグしてフィールドを配置する
参考
[参照設定]の
ボタンをクリックし、ウィンドウを固定しておくと、連続してフィールドを選択してドラッグ&ドロップできます。
フォームにドラッグ&ドロップすると、アイテム名の重複および利用可能な名前かをチェックします。エラーとなる場合は、「Field+連番」に名前を変更してフィールドを作成し、メッセージボックスにエラー内容を表示します。